プレジデントインタビュー Vol.6(最終回)

ライブレボリューションの経営者向けメールマガジン「プレジデントインタビュー」(計6回)に掲載された鎌田のインタビューです。

成功の反対は失敗ではなく何もしないこと

【増永】 これまでにたくさんの経営者の方にお会いしてきていると思いますが、なかでも特に印象的なお話などございますか。

ある企業の経営者さんのお話を聞く機会があったのですが、そこで発せられていたメッセージには心を打たれました。

「時を守り、場を清め、礼を尽くす」といった表現をされていたのですが、「時を守る」というのは、約束を守るということ。
「場を清め」は整理整頓などオフィスの美観です。そして「礼を尽くす」は、プロとして一生懸命全力を尽くすということです。

当たり前の話に聞えるかもしれませんが、これを徹底している会社というのはそうそうありません。
私自身も、そうした要素を何かしらの形で取り入れているつもりではありましたが・・・講演を聞いて、まだまだ至らない点がたくさんあるということに気付かされました。
だから、できるところから少しずつ実施しているんです。

たとえばオフィスの美観で言えば、オフィス内の清掃はもちろんのこと、ご近所の清掃や近くの川の清掃もしたりしているんですよ(笑)。
先ほどの講演でも、「広い範囲を清掃すると、心も広くなる」と仰っていました。
やろうと思えば、いくらでもできることで、難しくはありません。
誰でもできるような難しくないことを、コツコツと毎日やり続けることが、ひとつの才能であると思うんです。

● それでは、鎌田社長の好きな言葉を教えてください。

登山家である栗城さんの言葉ですが、「成功の反対は失敗ではなく何もしないことである」というのがあります。
今、閉塞感のある時代の中で、誰でもできるけどその一歩を踏み出そうとしない傾向が世の中的に強いと思います。

たとえば野球にたとえるならば、空振りでもいいからバッターボックスに立つことがスタートであり大切だと思うのです。

まずその場に立って正々堂々相手と向かい合い、全力を尽くした結果がホームランであれば最高ですが・・・そうでなくても三振だって、その結果から得るものは必ずあります。
バッターボックスに立つだけで、緊張感もあるし風や土を感じることだってできるじゃないですか。一方でその場に立てない人も、たくさんいます。

まずはその場に立とうよ―という気持ちをこめて、栗城さんの言葉が印象に残っていて、身にしみているのです。

KamataBlog20110615誰でもできるような難しくないことを、コツコツと毎日やり続けることが、ひとつの才能であると思うんです。

● 尊敬する人物はいらっしゃいますか。

最近いろいろと教えをいただいているのが、人材教育コンサルティングを展開されているアチーブメント社の青木社長です。
彼から学んでいるのは、「目的に生きる」ということ。

常に人生には意味のない時間はないし、そもそもより意味のあるものにするためにはどうすべきか考えるべき―それが「目的に生きること」だというのです。
自分は何のために存在するのかというのを、徹底的に突き詰める。そうすれば、生き方そのものが変わってきます。

実は毎朝、通勤中にセルフ・カウンセリングについて書いたものを読んでいるんです。
そこには自分は何を求めているのか、自分にとって一番大切なものは何か、自分が本当に求めているものは何なのか・・・これを何度も繰り返し繰り返し、自問自答するわけです。

その問いは「自分は」で始まることもあれば、「家族は」「社員は」、さらには「お客さまは」「投資先の会社は」などなど、普段お世話になっている方たちに置き換えて考えることができます。
それに対して、じゃあ自分は何ができるのか―何度も何度も繰り返し考えるんですね。
そうすると、必然的に自分のやるべきこと・やりたいことが少しずつ具体化して見えてくるのです。こうしたことを、青木社長から学んでいます。

2010年に青木社長とお話したのを機に、「自分の存在は何なんだろう」とずっと疑問に思っていました。金融業界で生きてきた20数年間も含めてです。そこで出た結論は、金融を通じて人に希望と勇気を与える力になる―ということでした。

勝手に自分で決めたことではありますが、自分で決めること自体誰にも迷惑はかけませんからね(笑)。
とにかく自分の中で答えを出して、それに向かって生きることを決めました。

余談にはなりますが、青木社長がおっしゃる中でなかなか自分でできないことがあります。彼はいつも、「行動の中に愛を土台にして生きろ、行動しろ」というのです。この、「愛を土台にする」というのがなかなか難しくて・・・。

本当に相手のことを思って、しかも自分の目的を持ちながら愛をベースに考え物事を判断していくというのを常日頃意識して実践していくことは、簡単にはできませんよね。

● おすすめの本をぜひ教えてください。

坂本光司氏の『日本でいちばん大切にしたい会社』になります。この一冊が、私たちの価値観を大きく変えました。ぜひ経営者の方には、1度は読んでいただきたい本です。

私たちもこの一冊で、目指すべき方向がはっきりしたと言えます。金融機関に携わる者として、一番大切にしなければならないもの―この会社がやっている意味や社会的な努力、人に対する思いや失ってはならないものにちゃんと向き合い、支援できているかどうか。

同業の方から見ても、そのように感じていただいているかどうか・・・そうした側面からも、この視点を持っていかなければならない。このことに気付かされ、衝撃を受けました。

● では最後に、御社のビジョンを教えてください。

一番のビジョンは、「社会との調和の上に発展する会社に投資することによって個人投資家の資産形成と社会の持続的発展の両立をめざす」です。

そして、私たちの考えには、「投資の果実」というものがあります。
一般的に、果実=投資のリターンというのは、投資したお金の増減の金銭感覚で測ります。しかし私たちは、投資のリターンを資産形成と社会形成、そして心の形成の掛け算であると考えているのです。

つまり、自分の使ったお金が社会でより良く活かされ、企業や社会の発展、成長に貢献でき、自分にリターンとして返ってくる―この循環を作るのです。
そこに意識を向けることで、実はさまざまな学びや気付きが出てきます。
資産形成、社会形成、心の形成という投資にかかるお金の循環を体感できるような、そんな運用会社になりたいと思うのです。

あとは、運用資産の残高を増やすことよりもむしろお客さまからの信頼残高で一番になりたいと思っています。
金融商品は手に触れられるものではないじゃないですか。
だから私たちにとっては、信頼そのものが商品になるんです。
その信頼残高で一番になる―これこそが、最大のビジョンでもあります。


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