投資先の「いい会社」

ピジョン 株式会社

(東京都)設立年:1957年

「愛」を経営理念に掲げる会社

ピジョンの経営理念は、ずばり「愛」。

お母さんと赤ちゃんのための会社。「ピジョンにはお世話になりました」お母さんの大変さを共有し、必要とされる製品を届けるピジョン。今回の震災でも被災地に製品を届けています。 当然、女性が働きやすい環境作りを提供しています。


経営理念:愛
ピジョンというと「哺乳器」。お母さんは良くご存知のブランドだと思います。「哺乳器」のシェアはなんと80%がピジョン。その源となっているピジョンの企業理念は「愛」。さらに社是は、「愛を生むは愛のみ」。えっ、これで理念になるの?と思うかもしれませんが、「赤ちゃんに元気がなければ社会は良くならない」という創業者が戦後直後に感じた想いは、社員さんに届いているようです。

赤ちゃんを優先
ピジョンの利益よりも赤ちゃんを優先する会社の姿勢は一貫しています。例えば、生まれてから生後一ケ月までの「哺乳器」の飲み口。たった一ケ月のために製品を開発していますが、どう考えてもそれだけでは効率がよくありません。それでも、生まれたての赤ちゃんは顎に力がないので、専用のものが必要だと考え、「赤ちゃんを優先します」というピジョンの強い想いを感じます。

障碍を持った子供たちへ
医療機関にしか提供されていないので、ご存知の方は少ないと思いますが、ピジョンは35年前から唇や上顎に病気があったり、低体重で生まれ飲む力の弱かったりする赤ちゃんのために工夫した「哺乳器」を提供しています。海外にはこのような「哺乳器」がなく、噂を聞いて、以前イタリアのあるご両親から噂を聞いて、送ってほしいと依頼があったそうです。そのお母さんは、自分の赤ちゃんの顎に病気があり手術をしないといけなかったのですが、もう少し赤ちゃんが大きくなってからでないと危険で手術ができず、大きくなるためにはミルクを飲ませないといけないのですが、市販品では飲めません。そこで困って調べた結果、ピジョンに。後日、赤ちゃんが大きくなって無事手術が終わったとのお礼のお手紙が届いたそうです。感動的ですね!

鎌倉投信の視点
鎌倉投信が着目したのは、テーマ「人」。
理念が明確で、社員さんが使命感を持っている会社はいい会社でないわけがありません。当然社内の働く環境づくりも。育児に関する諸制度も、やめたくない社員をやめさせない制度として、育休法施行前からあります。「利益よりも赤ちゃんが優先」、それで会社は大丈夫なの?と普通は考えますが、ここで未来工業さんの例に気付く人は鋭いですね。なぜなら、皆さんはここまで想ってくれる会社だったら安心・信頼・共感できると思って製品を使い、その評判からブランドが強化される、その正の循環があるから、採算が取れるわけです。こんな素敵な会社を一緒に応援していきましょう!
  • 創立100周年のプレートが既に(2067年)

ピジョン株式会社
創業1957年、哺乳瓶発祥の育児用品トップ。介護用品も展開し、託児所運営も手掛ける。海外は中国を中心に展開。本社は東京都。東京一部上場。
http://www.pigeon.co.jp/