投資先の「いい会社」

株式会社 SHOEI

(東京都)設立年:1959年

契約社員がやる気を出せるいい会社

世界のプレミアムヘルメットブランドとして有名なSHOEI。

技術力もさることながら、人を大切にする経営を行っています。「同一労働、同一賃金」を掲げ、契約社員にも賞与を支給し、5年間以上働いたほとんどの契約社員に正社員登用への道を開いている、いい会社です。

【特徴一 人】

●同一労働・同一賃金
SHOEIでは、同一労働・同一賃金を掲げています。つまり、正社員でも契約社員でも同じ働きであれば同等な給与を支払うというものです。リーマンショック以降、同社では何と、非正規雇用者のために、日給や時給ではなく、月給にしてしまいました。仕事量が減っているにもかかわらず、月給で支払うことに決めています。これは仕事量が減ってお給料も減ってしまう非正規雇用者を守るためです。

また、5年以上勤務していて、仕事の上で問題がなく、かつ希望する非正規雇用者は正社員への登用の道が拓けます。 同社社員のモチベーションが高いのは、安心感からきているようです。

●経営力
SHOEIはかつて経営破綻しましたが、その後全く取引関係のない商社に勤めていた山田勝氏(同社元会長)が管財人、その後は社長として再建を果たしました。同氏は既に完全リタイアされましたが、同氏の経営理念である「自分の会社は自分で守る」は今もSHOEIの基本方針として受け継がれています。現在、高級ヘルメットで世界トップシェアの会社となりました。経営力の強さが光る会社です。

【特徴二 匠】

●Made in Japan
SHOEIは、バイクなどに乗る時に使う高級ヘルメットの製造・販売をする会社です。同業メーカーであるアライも含め、日本製の高級ヘルメットが全世界で多くのシェアを持つ理由は、二つ。一つ目は、ホンダ、ヤマハ、カワサキなどの日本の大きなバイクメーカーが存在すること。二つ目は、安全性・信頼性が高いということです。同社製のヘルメット用素材は原則として全てが日本製。価格は高いけれどもそれ以上に品質がよいので利用しています。また、最近のお客様のツーリング志向の傾向を受け、従来の「安全なヘルメット」「かっこいいヘルメット」に加え、「ITと合体した多機能ヘルメット」の開発・製造に力を入れています。
  • 同社が販売準備を進めているカーナビ機能付きヘルメット。
    ライダーの目前に直接ナビゲーションなどが表示されます。

鎌倉投信の視点
鎌倉投信が着目したのは、テーマ「人」。会社更生法の適用を受けた会社を無借金にし、非正規雇用者を大切にする経営は、これからの社会に必要とされる会社ならではです。また、日本の製造業が生き残るためのキーワードである、①ニッチな市場で②価格競争に巻き込まれない高付加価値のものを③地域性やモチベーションを高めることにより、社員を長期雇用して技術力を高め、④無借金などの安定した財務基盤をもつ会社です。ぜひ、応援して行きたいですね!
  • 代表取締役社長 石田 健一郎 氏

株式会社SHOEI
創業1959年、バイクなどで使われる高級ヘルメットの製造・販売をしている会社で、世界トップシェア。無借金経営。本社は東京都。東京1部上場。
https://www.shoei.com/

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