投資先の「いい会社」

日本環境設計 株式会社

(東京都)設立年:2007年

ゴミの山を宝の山に変える、いい会社

日本環境設計株式会社は衣類やプラスチック製品等をリサイクルする仕組みづくりを行っている会社です。使い古した衣類からバイオエタノールを作る「FUKU-FUKUプロジェクト」や、NTTドコモの携帯電話回収等サポートを行ってきました。これらの事業に加え、新しいリサイクル技術開発も行っています。

ゴミを資源に変える技術
地球にあるモノは有機物と無機物に分けられます。金、銀、銅などの無機物のゴミはリサイクルが進んでいますが、衣類、プラスチックなどの有機物のゴミはリサイクルが進んでいないのが現状です。年間に家庭からでるゴミは約四千五百万トンともいわれています。あくまで推計値ですが、日本環境設計の仕組みを使えば、この有機物のゴミから千百万トンのエタノールをつくることができます。そしてこのエタノールを使うことで、国内で使っているプラスチック全てを賄うことができます。つまりは国内で排出される家庭のゴミだけで、輸入に頼らずプラスチックをつくることが可能になるということです。また、リサイクルによって生み出されるエタノールの価格は市場価格よりも安くできるとのこと。環境に優しいだけではなく経済的にもやさしい、そんな仕組みを開発しています。
リサイクルのための文化づくり
日本環境設計さんの特徴は、消費者参加型の回収の仕組みもあわせて用意しているところです。大手スーパーや、幼稚園などに回収拠点を設置しています。消費者は、不要になった衣類やプラスチック製品を回収拠点に設置してある回収ボックスに持っていくだけです。回収拠点が身近にあることで、消費者がリサイクルに参加しやすい仕組みを用意しています。今年度、環境省との回収実証(PLA-PLUSプロジェクト)では、130企業・団体、約6百店舗の協力のもと、おこないます。 岩元社長は「リサイクルが社会に根付くには、技術だけでなく文化づくりが大切」といいます。リサイクル活動が社会に根付くよう、次の世代育成に力をいれ、幼稚園に出向いてリサイクルの大切さを講演するといった活動もしています。
  • 身近なスーパー等の回収拠点(写真左)で、不要になったプラスチック製品等(写真右)を消費者から回収するプロジェクトを進めています。

鎌倉投信の視点
鎌倉投信は、「共生」の評価基準の一つである循環型社会創造という点で評価しました。
このリサイクル事業が普及すれば、リサイクルにより国内のプラスチック生産がほぼ賄えるようになります。なによりもゴミの山が宝の山に代わります。岩元社長は「この世にゴミは存在しない。ゴミは人間の都合で存在する」「日本を技術と文化によって資源国家にしたい」と語ります。日本環境設計さんの今後の成長により、ゴミ問題の解決に大きく貢献できるのではないかと期待しています。
  • 日本環境設計株式会社
    岩元 美智彦 社長

日本環境設計株式会社
2007年創業。資源循環を実現するためのリサイクルインフラの構築、およびコンサルティングを行う会社。大手企業と連携し、新しい環境社会づくりを推進している。本社は東京都千代田区。

http://www.jeplan.co.jp/