投資先の「いい会社」

株式会社 スノーピーク

(新潟県)設立年:1958年

アウトドア事業を通じて、地域の伝統技術を守る、いい会社

株式会社スノーピークは、テントやキャンプ用品などのアウトドア製品の製造販売をおこなっている会社です。

【特徴 人】

●経営理念
スノーピークの歴史は58年、創業者の山井幸雄氏が日本屈指の鍛冶技術の街、新潟県燕三条で立ち上げた金物問屋に遡ります。登山家でもあった幸雄氏は当時の登山道具に満足せず、「欲しいものを自分でつくる」という考えで燕三条の優れた職人技術を活かした登山道具を作り、全国販売を開始しました。これが現在のアウトドア事業の始まりです。そして後を継いだ現会長の山井太氏が、新たな領域を切り開くこととなりました。それまでバックパッカーなど若者のものというイメージがあったキャンプを、家族の絆を深めるための時間として提唱。アウトドアといえば登山だった時代に、オートキャンプという領域を世界で初めて創り上げました。

スノーピークでは「The Snow Peak Way」と呼ばれる経営理念を掲げ、「自然指向のライフバリューを提案し実現する」ことを目指しています。新たなキャンプスタイルを創り出すことでオリジナルの商品を作り、それを販売することで「ユーザーとつながり」、「自然と人をつなぎ」、「人と人をつなぐ」事業活動をおこなっています。スノーピークは社屋にキャンプ場があり、会社主催のキャンプイベントをおこなっていますが、このイベントは90年後半の業績不振時に始まりました。「顧客の顔を見ることから始めないと駄目だ。ユーザーと一緒にキャンプをしよう」という社員の声がきっかけで始められたそうです。焚火を囲みながらユーザーの声にじかに触れることで経営改革のきっかけをつかみ、成長に繋げていきました。現在でも顧客を大切にする姿勢やユーザー目線で商品開発をおこなう姿勢を大事にしています。

さらに現社長の山井梨沙氏の下では、キャンプにとどまることなく、アパレル、食、住まい、キャンピングオフィスなど、多様なジャンルで自然指向の生活(ライフバリュー)を多くの顧客に届けようとしています。
  • 本社社屋では、併設されているキャンプ場でユーザーとのキャンプイベントをおこなっています。

【特徴 共生】

●地域社会貢献
スノーピークの自社製品は優れた鍛冶技術をもつ地元、燕三条で製造したものです。商品は使い勝手がよいだけでなく丈夫で野外での使用にも耐えうる品質となっています。商品の故障が少ないため他社では珍しい永久保証が可能です。
また、地方創生に関するコンサルティング業務をおこなう子会社「株式会社スノーピーク地方創生コンサルティング」を設立し、自然資源に強みを持つ自治体や団体、企業と協力し、地域社会の発展に向けた活動をおこなっています。さらにスノーピークは地元によって育てられたとの想いから、地域への恩返しとして子会社「スノーピークウェル」を通し障碍者雇用も実施しています。
  • 地元の鍛冶技術を用いた高品質の商品を提供しています。

鎌倉投信の視点
鎌倉投信では「共生」のテーマの「地域社会貢献」という観点から、投資をおこないました。スノーピークの成長が、地域の雇用を創出し、時代に合った形で伝統技術を守っていく姿勢を高く評価しています。
  • 株式会社スノーピーク
    山井 梨沙 
    代表取締役社長

株式会社スノーピーク
1958年創業。
テントなどのアウトドア商品の製造販売をおこなう。キャンプのなかでもオートキャンプという分野を同社が世界で初めて切り開いた。「スノーピーカー」と呼ばれる熱狂的なファンとともにユーザー目線での商品開発をおこない、自然志向のライフバリューの実現を目指す。本社は新潟県。東証プライム上場。

http://www.snowpeak.co.jp/