投資先の「いい会社」

株式会社 アドバネクス

(東京都)設立年:1946年

高い技術力で暮らしを支える、いい会社

アドバネクスは「ばね」をはじめとする金属加工メーカーです。小さくて精密な部品の製造を得意とし、その部品は「ボールペンから宇宙ステーションまで」あらゆるところで活躍しています。

【特徴一 匠】

●グローバルニッチ
アドバネクスのグローバルな生産体制は国内5拠点(青森・新潟・埼玉・千葉・大分)と海外15拠点(中国、タイ、シンガポール、アメリカ、ヨーロッパなど)で形成されていて、2017年3月現在で、連結子会社も含め約1900名の社員が世界中で働いています。
自社でのバネ製造はもちろん、大手家電メーカーからの依頼で「設計提案・試作は日本、量産・納品はタイで」という体制も実現。また欧州子会社(Advanex Europe Ltd.)は2016年にイギリスの新聞社が主催するビジネス大賞において、製造部門優秀賞を受け、国外でも技術力の高さが評価されています。
また、アドバネクスは国内で数百社あるばね製造会社の中で、「大手五社」に数えられますが、その大手五社の中で最も海外展開が進んでいます。

●技術力
アドバネクスは高い良品率と高い生産性の双方をあわせ持つ会社です。その強みを活かし、自動車やオフィス用品、携帯や医療機器など小さい部品でありながらも、私たちが暮らす大きな世界をしっかりと支えています。例えば、ナット脱落防止具の「ロックワン」という部品は、鉄道や橋などのネジの緩みを抑制し、安全を守っています。また、「タングレス・インサート」という部品は、アメリカ航空宇宙規格の条件を満たし、航空機や人工衛星の開発に重要な役割を果たしています。
国内大手五社の中で、最も精密分野に特化しており、他社ではマネのできない技術を持っていることも、同社の特徴です。
  • ロックワンはボルト・ナットの緩みを防止するバネの一つです。

  • タングレス・インサートは樹脂や軟金属など、そのままではネジを使うことができないものを、
    ネジが使えるようにする金属加工部品です。
    航空機・自動車・精密機器・ロボットなどに利用されています。
    大きな部品から小さな部品まで幅広く取り揃えていることがアドバネクス製品の特徴です。

鎌倉投信の視点
鎌倉投信では同社を「匠」のテーマで評価しました。従来の製造業は「不良品率」に注目し、製品改良しているのがほとんどですが、同社は「良品率」という言葉をあえて使うことで社員の意識に「良品」という良いイメージを浸透させて、結果的に良品率を向上させることに成功しています。また、社員の仕事に対する意識を高め、大手企業が驚くような機械のメンテナンスをおこない、取引先の信頼につなげています。

株式会社アドバネクス
1946年設立。精密ばね等の製造販売。東証一部上場。本社は東京都。

http://www.advanex.co.jp/