投資先の「いい会社」

萩原工業 株式会社

(岡山県)設立年:1962年

社員の雇用と生活を第一に考え、人を大切にする、いい会社

萩原工業さんは、岡山県倉敷市にある会社で、フラットヤーン(合成樹脂繊維)を用いた製品の製造販売、ならびにスリッター(フィルムシートなどをカットし、ロール状に巻き取る機械)を含む機械の製造販売をしています。
フラットヤーンとは、プラスチック原料をフィルム状にして、短冊状にカット(スリット)し、それを引き伸ばすことにより強度を持たせた平らな糸のことで、ブルーシートやトンネル等のコンクリート補強繊維等様々な製品に使われています。
業界シェアトップのスリッターには、フラットヤーン技術を応用した独自技術が使われています。
また、生産工場設備の一部を自社で製造していることも当社の強みです。

  • 同社の主力製品であるバルチップは、トンネルのコンクリート補強繊維として活用されている。

    同社の主力製品であるバルチップは、トンネルのコンクリート補強繊維として活用されている。

【特徴 人】

●人を大切にする
萩原工業さんは、創業以来、どんなに業績が厳しくてもリストラをしないという経営を貫いています。
社員とともに業績の浮き沈みを経験することで、経営陣と現場の信頼関係が強まり、業績悪化などの会社の危機を乗り越える原動力に繋がっています。

●社長の資質
1991年以降、社員の誕生日には社長から直筆のメッセージカードおよびバームクーヘンが送られています。
社長は、社員のことを知ろうと各地の工場を積極的に訪問したり、社員との日々のコミュニケーションを大切にするとても社員想いの人です。
そういう社長の姿勢もあり、社員の働くモチベーションは高く、年間5000件を超える業務改善アイディアが社員から提案されており、同社が提供する製品・サービスの競争力維持にもつながっています。
  • 「おもしれぇ 直ぐやってみゅう」は、創業者の口癖だった。創業から50年を超えた今でも、社員全体の口癖になっていて、創業者精神が受け継がれている。

    「おもしれぇ 直ぐやってみゅう」は、創業者の口癖だった。創業から50年を超えた今でも、
    社員全体の口癖になっていて、創業者精神が受け継がれている。

鎌倉投信の視点
鎌倉投信は同社を「人」というテーマで評価しました。
労働人口減少という構造的な課題を抱えている日本で、社員を大切にし、社員のモチベーションを高く維持できる会社は課題解決能力が高く、厳しい競争環境を生き残っていけます。
社員の雇用と生活を第一に考える、萩原工業さんのような会社が全国でふえてほしいという想いも込めて同社を支援し続けます。

萩原工業株式会社
1962年設立。東証1部。本社は岡山県倉敷市。
ポリエチレン・ポリプロピレンを主原料とした合成樹脂繊維「フラットヤーン」を用いた関連製品、およびフラットヤーン技術を応用したスリッター等、産業機械の製造・販売。
2018年、第8回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞(人を大切にする経営学会らが主催)において、「経済産業大臣賞」を受賞。
https://www.hagihara.co.jp/