投資先の「いい会社」

三浦工業 株式会社

(愛媛県)設立年:1959年

熱・水・環境の分野で産業活動を支える、いい会社

三浦工業さんは、ボイラと関連機器の製造販売・メンテナンスをおこなっています。主力製品である貫流ボイラでは国内シェア一位で、市場の50%以上を占めています。

【特徴一 共生】

●ボイラの環境性能
「ボイラ」は熱供給機器の一種で、工場・学校・病院・高層ビルなどに設置されています。身近な例でいえば、ガスコンロも熱供給機器の一種ですが、ガスコンロの場合、発生した熱の3割程度しか活用できないそうです。一方、蒸気を通じて熱を供給するボイラの場合は、発生した熱の9割超を効果的に利用できます。
三浦工業さんは様々な種類のボイラを提供していますが、主力は小型のボイラです。大型ではなく小型のボイラを複数台設置することで、必要なときに必要な分だけ熱を供給でき、省エネルギー化・環境負荷軽減に貢献しています。
同社の強みはボイラだけでなく、保守サービスや周辺機器もあわせて提供することにあります。例えば、2019年にはボイラで使用された蒸気を回収し再活用することで燃料の使用量を削減できる装置が「省エネ大賞」を受賞しており、周辺機器の技術力も評価されています。
●「中国の空をきれいな青空にしたい」
三浦工業さんは国内で培ったノウハウを基に国外への進出も進めています。注力している地域の一つが、年々環境規制が強化されている中国です。日本の高度成長期には「東京の空を青くしよう」という標語の下、大気環境改善に貢献してきました。今度は「中国の空を青くしよう」というスローガンで、大気汚染物質が発生しにくいボイラを提供しています。事業は拡大の途中にありますが、4年連続で中国国家工業省エネ設備に選ばれるなど、中国でも同社商品が評価され始めています。

【鎌倉投信の視点】

鎌倉投信では「共生」テーマで三浦工業さんに投資しました。熱エネルギーは産業活動に欠かせませんが、同社は企業理念にもあるとおり、環境負荷の小さい機器を提供しています。また、顧客にとってボイラは常に稼働している必要があるので、同社は保守サービスを徹底しています。その結果、利用者からの信頼は高く、国内では9割の顧客が契約更新時に同社サービスを継続利用します。今後も同社が国内外にエネルギー効率の高い装置を安定的に提供し続けることに鎌倉投信は期待しています。
  • 主力製品の小型貫流ボイラ。複数のボイラを設置し、必要なときに必要な分だけ動かせるのが特徴。

  • 代表取締役 社長執行役員CEO
    宮内 大介 氏(2020年6月現在)

三浦工業株式会社
ボイラと関連機器の製造販売・メンテナンスをおこなう。ボイラメーカーとしては国内最大手でメンテナンス体制に強みを持つ。企業理念は「熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献します」。1959年設立。本社は愛媛県松山市堀江町。東証1部上場。
https://www.miuraz.co.jp/

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