経営者の仕事

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お楽しみください。
皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

鎌倉投信を含む一般に「独立系」といわれる運用会社各社は、創業から10年を超え、経営陣や株主構成も少しずつ替わる等、経営体制も新たな段階に入りつつあります。鎌倉投信は、創業以来、これらに大きな変化はありませんが、社内体制の充実と共に、私が担う役割は徐々に現場から離れ、経営者として本来やるべき仕事に向き合える段階になってきたと感じています。会社としてまだ体制が整う前の段階では、社長や運用者が人前に立って広告塔になることもありますが、それは本来の仕事ではありませんし、健全とはいえないと考えます。では、経営者の仕事とはいったい何でしょうか。日々、悪戦苦闘しながら常に自問する命題です。

当社に限らず経営者の仕事とは基本的に以下の4つである、と私は考えます。
  1. 企業目的の明確化と、それを達成するための事業の枠組み作り
  2. 企業文化の醸成
  3. 経営革新と危機管理
  4. 後継者の育成
それぞれに、多少説明を加えると、
  1. 企業の存在目的を明確にし、それをどのように実践するかという戦略・戦術を考え、組織に属する個人の業務への動機づけと行動を統合し、その実行を管理、必要に応じて修正すること。
  2. 組織に属する一人ひとりが、企業の存在目的や大切にする価値観を共有し、それを土台に行動を習慣化させることで独自の企業文化を形成し、後継につなげていくこと。
  3. 経営革新(日々の改良・改善、業務改革、商品や事業モデルの革新)を常態化させ、事業の差別性を高め続けること。予測困難な事象に備え、非常時における耐久力をつけておくこと。
  4. 次世代の経営者を育成すること。そのために、日頃から、社員が一つ上の立場から物事を考えて仕事に取組み、自らの職務を見直すことを習性化させること。
です。

これらは、個人的に大変お世話になっている、複合フィルムメーカー クリロン化成工業の栗原社長から教わったことばかりです。以下は、一例ですが、栗原社長の言葉で、心に刻んでいることです。

“組織文化とは、その組織の行動の在り方を方向付ける、いわば「組織行動の基盤」ともいえるものであり、組織のメンバーが共有する価値観や美意識によって形成される。企業文化の大きな要素として行動に強い影響をもたらすものは、組織内で繰り返し用いられる「言葉」である。その言葉の一番の発信者は経営者である。”
“経営革新は、企業が存続する上で必要条件である。未来は予測できないが、予測できる未来はある。それを事業の長期的展望の根本に据えて、企業の経営革新の方向性と結びつける。「経営革新とは現在の顔をした過去との戦い」である。”

鎌倉投信で今芽生えているこれらのことを、これからの10年でしっかりと成長させることができるよう、経営者の仕事として直向に取り組みます。

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