宿命、運命、使命

皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。
年を追うごとに激しさを増す豪雨で、今回の「令和2年7月豪雨」でも多くの方が被災され、現時点で70人以上の方が亡くなられました。お亡くなりになられた方々のご冥福を祈るとともに、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

鎌倉投信は、被災された方々やそのご家族、被災地の救援・復旧に役立てるよう、災害救助法適用地域にお住いの被災されたお客様に対し、可能な限りの便宜を図ることで支援します。


こうした突然の惨事を目の当たりにする時、いつわが身に降りかかってもおかしくないと感じます。そして、被災地への直接支援はできなくても、せめて、今在る命の有難さに感謝して生きようと思います。感謝とは、生かされている命をどのように使うかという、文字どおり「使命」への自覚です。

「使命」と似て非なる言葉に「宿命」「運命」があります。以前、生命保険会社アフラックの創業者大竹美喜さんに、故小渕元総理から贈られたという言葉を教えていただいたことがあります。「宿命に生まれ 運命に挑み 使命に燃える」です。当時、大竹さんの人物像を表すとても力溢れる言葉だと思ったものです。

これらの言葉を、今の私は次のように感じています。

宿命とは、自分の力が及ばない境遇をいいます。生まれた時代、国、土地、両親、不慮の病気やハンディキャップもそうかもしれません。それらは、自分の意思でその現実を変えることはできません。しかし、その境遇をどのように受入れ、解釈するかは自分次第です。「解釈によって人生は変わる」は、私の師匠の一人 青木仁志さん(アチーブメント株式会社代表取締役社長)が教えてくれたことです。

運命とは、文字通り「命」を「運ぶ」という意味で、命を運ぶ主役は自分自身です。高い学歴があり、財力があっても幸せな人生を歩むことができない人がいるように、運命をよき方向に導くものは、学歴や財力ではありません。人は常に人との関係性の中に生き、人から影響を受け、自分という存在を自覚し、その過程で人として成長します。「運命的な出会い」とは、「出会いが運命を決める」ということの裏返しだと思います。すなわち人生を動かす一番のきっかけは、人との「出会い」であり「縁」といってもいいでしょう。では、どうすればよい縁と巡り合うことができるのでしょうか。今自分が置かれた立場の中で、誰か(取り分け身近な人)の役に立とうとする純粋な想いを持ち、実践することにある、と私は思います。

最後に、「使命」についてです。「人は何のために生きるか」「自分は何のために仕事をするのか」と質問されることがよくあります。難しい問いです。そのとき、私は、「自分の役割、使命、さらにいえば自分が生まれてきた意味を知るため。それを知る道程そのものが人生であり、仕事である」と答えます。よく人生の目的や使命を探し求める人がいます。しかし探して見つかるものではありません。「使命は、向こうからやってきて掌にのる」、が私の感覚です。掌にのったメッセージを静かに包み込んで、そのことに最善を尽くすのみです。人生の時々に用意された席に座り、その意味を考え、できる限りのことを尽くせば、次の席は用意されます。使命とは、生かされた今この瞬間と「どう向き合うか」の中から見えてくるものだと感じます。

今、私に用意された席は、『鎌倉投信の社長』です。計算してこうなった訳ではありません。自然の導きです。「鎌倉投信の事業を永続させ お客様の資産形成と社員の人としての成長の役に立ち 金融を通じて社会の調和ある発展に貢献すること」がこの席で成す私の使命だと感じています。容易なことではありませんが、一日一日、そのことを思いながら仕事に向き合いたいと思います。


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