国家100年の計

皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
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先日、15年にわたり松下政経塾で政治家の育成に尽力した上甲晃さんの講演CD「松下幸之助の心を伝承する」(致知出版社)を聴きました。
カセットテープのまま22年間眠っていた講演録を聴き、「今の時代にも通じる」と思ったのでしょう、CDに起こし直したそうです。

「経営者は大きな歴史の流れを信じて経営をしなくてはならない。腹の根っこでは大いなる楽観がなくてはならない。国家の繁栄は、大きな歴史の流れの中で西へ西へと移ってきた。21世紀は、東アジアが繁栄の中心になる。日本を、危うい、つまらない国と思ったら身が入らない。信念がなければなるものもならない。物心両面における我が国の本当の繁栄は21世紀である。これからの100年は大繁栄の時代である」

が、松下氏の持論だったそうです。

しかし、現実には、日本はこの数十年もの間、長く苦しい時代が続いています。
その背景を上甲さんは、こう話していました。

「今(22年前)の日本は小成功にすぎない。大成功ではない。物は豊かになり、食べてゆくことができるようになった。そこで驕りがでてしまった。個人においても、企業においても、国家においても、『そこそこ』成功した時が最も危うい。『そこそこ』成功すると、謙虚さを失い、今を良しとして目先のことばかりに心奪わる」

分かる気がします。松下氏の言葉で言い換えれば、我が国は
「国家100年の計(志)」
を立てていないから、ということでしょうか。

「100年の計をつくって、その実現に努力したら不況や不安はなくなる。目先ばかり見るから行き詰まるのだ。苦しい時ほど長い目でみよ。大きな楽観を持て」

もし、松下氏が生きていたら、きっとこんなことを語るのではないだろうか、と想像しました。
大変な時こそ、こうした大局観を忘れないようにしたいものです。

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