「結い 2101」運用報告 社会形成「災害への対応」

自然(または豪雨)災害への対応

「令和2年7月豪雨」は熊本県を中心に各地に甚大な被害をもたらし、現在も復旧活動が続けられています。被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
年々、自然災害の厳しさが増していくように感じられますが、一年間の降水量の推移を実際に確認すると、雨が降る年もあればそうでない年もあり、長期的傾向に乏しいことがわかります 。

参考:気象庁ホームページ http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_jpn_r.html

一方で、今回の豪雨のように局所的には厳しい災害に見舞われている地域もあります。下図は熊本県人吉市の7月の降水量推移を可視化したものです 。
  •     出所:気象庁のデータを元に当社作成

参考:「箱ひげ図」と呼ばれる図で、データのばらつきを示します。箱内側の線がデータにおける「真ん中」(データを大きい順に並べた際に、中央に位置する値。中央値)を示し、箱の上(下)端はデータを大きい順に並べた際に25(75)%に相当する値です。箱から生えた「ひげ」の外側にある点は「外れ値」と呼ばれる突出した値です。なお、今回の作図では降水量がゼロの日は除外しています。

1980年代までは7月に一日の降水量が300mmを超えることはなかったのですが、1990年代以降300mm程の雨が降る日が、3日程観察されています。同様の現象が別の地域でも見られます。昨年10月、台風19号の影響で千曲川が氾濫した長野県でも、2000年代に入ってから、今までにない規模の降水量が記録に残っています。
  •     出所:気象庁のデータを元に当社作成


「結い 2101」投資先で熊本に本社を置くのは、平田機工さんです。当社が確認をとった範囲では、同社の事業活動には特段支障はなく、社員やその家族の被災もなかったようです。被害は県南が大きかったのですが、同社の本社・工場は県北に位置していて、豪雨の報道中も晴れ間が見えるような状況であったとのことでした。
一方、昨年の台風19号による千曲川氾濫では、ホクトさんが深刻な被害に見舞われ、長野県内の3施設が浸水のため操業停止になりました。その結果、一部のキノコの生産量が減少しましたが、他拠点で増産対応をとることで生産量の減少を抑えていたようです。また、従業員宅にも浸水被害があったものの命に別状はなかったそうです。現在は、社員が一丸となって復旧活動に取り組んだ結果、3施設とも操業を再開しています 。
日本国内で事業を営む上で自然災害の影響を避けることはなかなかできませんが、今後も有事の際には、「結いだより」等を通じて「結い 2101」投資先の状況をお伝えしていきます。また、企業調査では、災害などの不測の事態への対策が練られているかどうか、確認していきたいと思います。

月次運用報告書「結いだより」125号掲載