一を貫く

皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

米国大統領選挙で民主党のバイデン前副大統領が勝利し、新政権の政策運営に注目が集まっています。しかし、お客様の大切なお金を預かる運用者にとって大切なことは、どちらが勝利するか、それによって経済や金融市場がどう動くかを予測することではありません。どのような政権、どのような政策運営であっても一貫した運用をおこなうことです。鎌倉投信の「結い 2101」でいえば、独自の視点で「いい会社」の価値を見出し、対話を通じて応援し続け、不確実なリスクをしっかりとコントロールすることをぶれずにおこなうことです。

資産運用部長の五十嵐は、運用も経営も「これでよい」という終わりはなく、サグラダファミリアのように、理想形に向かって長い時間をかけて完成度を高め続けることにあるといいます。まさにそのとおりだと思います。
当社では、11月24日(火)と28日(土)に、「結い 2101」の運用報告会をWebで催します。その中で、このような想いも含め、大きな環境変化の中でも変わることのない運用の一貫性と、日々コツコツ取組んでいる不断の改善、投資先各社の状況等を分かりやすくお伝えします。

<運用報告会開催のお知らせ>
11月24日(火)19:00-20:30
11月28日(土)10:00-11:30

貫く何かを持つ、という点では経営もまた同じでしょう。11月5日に放映された「カンブリア宮殿」(テレビ東京系列)では、途上国から世界に通用するブランドをつくるマザーハウスが紹介されました。コロナ禍にある主要生産国バングラデシュのロックダウン、国内外の店舗の一時営業休止の中でも、不屈の精神で雇用を守り、新商品を次々に開発し、(店舗営業再開後は)新たなお店もオープンしました。どんなに厳しい環境であっても「途上国なりの輝き方を見つけ、技術を磨き世界に通用する商品をつくり続ける」という初心を貫く姿勢があるからこそ、変化の中から新たな智慧が涌出てくるのだと感じました。

<カンブリア宮殿HP>「コロナでも大躍進 途上国の雇用守るマザーハウス」

「一を貫く」とは、「価値を見出す力を持ち、その価値を揺らぐことなく信じること」といえるでしょう。そして、こうした貫く力を持つ人たちを見て思い起す言葉があります。

「世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事を持つこと」

福沢諭吉先生の言葉です。自分もそうありたいと願います。


(本記事はメールマガジンの再掲です)

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