【報告】第11回「結い 2101」受益者総会 その2

2020年10月10日、第11回「結い2101」受益者総会が開催されました。
当日は約1400名の方にご参加いただき、大盛況となりました。
今回はその催しの一部をお伝えする企画の第2弾です。(前回の記事はこちらから)

目次
  • いい会社の人たち
  • まとめ 「不易」と「流行」
受益者総会とは、鎌倉投信が運用・販売する投資信託「結い 2101」の受益者の皆様に、「結い 2101」の決算、運用状況をよりよくお伝えするため、また重大な約款変更等の承認事項の説明のため、さらには、受益者、投資先企業、運用者が結ばれる場として、鎌倉投信が独自に、原則として年に一度、決算後に定期開催するものです。

1.いい会社の人たち

今回は最前線で活躍されている投資先の「いい会社」の社員さん3名をパネリストとしてお招きしました。
  • (右上)夫士 芳弥 様(アイ・ケイ・ケイ株式会社 エリア総支配人)
    (右下)前田 哲志 様(ホクト株式会社 広報・IR室長)
    (左下)片田 薫 様(ライフネット生命保険株式会社 執行役員 お客さまサービス本部長)

    (左上右)五十嵐(当社 資産運用部長)
    (左上左)橋本(当社 資産運用部 ファンドマネージャー)



パネルディスカッションの様子を少しだけ紹介します。

Q.この数年での変化を教えてください。またあわせて、どのように対応していきましたか。

(片田さん_ライフネット生命保険)
ここ数年での大きな変化は、スマホが生活の中で頻繁に使われるようになったということですね。ライフネット生命保険は開業13年目ですが、当初は保険申込の媒体はパソコンであることを前提にお客様とのコミュニケーションを組み立てていました。ちゃんと机に座って、パソコンをつけて「よし、保険を検討するぞ」と気合いを入れてウェブサイトを訪れてくださる。なので、保険に関する細かい事項もじっくり検討していただけていました。
一方、スマホの場合、通勤電車の中や赤ちゃんを寝かしつけているなど「隙間時間」で検討される方が増えました。そんな中でスマホの小さな画面を使って、「どれだけわかりやすく商品サービスを届けられるか」がここ数年の挑戦だったと思います。

(橋本_鎌倉投信)
スマホの小さな画面を通じたデザイン面での大変さもあったと思いますが、お客様への対応において苦労されたことは何でしょうか。

(片田さん_ライフネット生命保険)
保険の加入時は、説明しなくてはいけない事項がたくさんあります。最初は自分たちで基盤をつくりますが、お客様の反応を見て改善を重ねる。今もその改善を繰り返しています。

(橋本_鎌倉投信)
私もライフネットさんは、お客様とのコミュニケーションを密にされているという印象があります。
アイ・ケイ・ケイの夫士さん、ここ数年での変化についていかがでしょうか。

(夫士さん_アイ・ケイ・ケイ)
私たちは新型コロナウイルスの影響がとても大きかったです。社員スタッフも大変でしたが、新郎新婦の方々が一番悩まれたのではないかと思います。まずは安全安心第一を掲げていますが、プラスアルファでお客様にもっともっと喜んでもらいたいとの想いがありました。あるお客様のお話なのですが、結婚式の予定日をご両家で話し合って悩んだ末に一年後に延期をするという決断をされたことがありました。何か私たちにできることはないかと考えた結果、スタッフが牧師さんに成り代わり、本来の予定日に誓いの儀式を行いました。「これから結婚式の準備もまだまだ続きますが、一緒に頑張っていきましょう」というメッセージとともに式を終えましたが、会場の皆さん涙、涙の式となりました。日本中どこも大変な環境ですが、その上でどうするかが問われていると思います。
  • 写真は2020年9月25日にオープンした「ララシャンスガーデン東京ベイ」

(橋本_鎌倉投信)
ホクトの前田さんはいかがですか。

(前田さん_ホクト)
私たちはここ数年、災害に見舞われています。5年前は北海道の苫小牧きのこセンターの火事、一昨年は北海道胆振(いぶり)東部地震の被害にあいました。昨年は台風19号により長野県の赤沼きのこセンターが水没です。赤沼きのこセンターは2階建てですが、1階部分が水没し、泥だらけになりました。2020年6月に復旧するまで、約8ヶ月生産ができない状態が続きました。写真(左)は生育室といって、最後に商品になるところです。本来きちんと製品が並んでいますが、ご覧のとおり泥だらけになりました。停電でしたので、ヘッドライトをつけての泥の除去作業でした。
  • 被災後の生育室の様子

  • 手作業できのこの瓶を洗浄する社員さん

泥だらけになった、きのこの瓶は340万本でした。高圧洗浄機で瓶を洗浄しても泥の粒子が細かいため、きれいに落とすことができません。そのため、泥のついた瓶を従業員総出で一本一本念入りに手作業で洗浄しました。「新しく瓶をつくってはどうか」という声もありましたが、瓶を作っている子会社の工場も被災してしまったため、新たに製造できませんでした。エリンギの国内シェアは46%、赤沼きのこセンターは1日に10トンのエリンギの生産能力があります。他のセンターで増産をしながら、供給に影響しないように取り組みました。ここ数年は「災害から立ち直る期間」であったように思います。

(五十嵐_鎌倉投信)
以前、それだけの被災があれば場所を変えてもいいのではないですか?という質問に対して前田さんから「いやいや、赤沼の雇用を守るんだ」と回答いただいたことが印象的でした。

(前田さん_ホクト)
次の災害に備えて場所を変えるという声も社内にありましたが、今働いている社員の雇用を守らなければならないということで、決断をしました。


【受益者からの質問】

Q.これから変わっていくところはどういったところでしょうか。

(片田さん_ライフネット生命保険)
保険を検討する媒体がパソコンからスマホに変わってきているという話をしましたが、悪い部分だけではありません。保険は基本的には、何かあったときに経済的な面でお助けするということしかできないものですが、肌身離さず持っているスマホと一体であることで、今後もっと私たちができることがあると思っています。

(橋本_鎌倉投信)
今も情報発信に力を入れられていますよね。当社のWebメディア「結い日和」にも掲載したのですが、LGBTの方の状況が分かる情報を積極的に発信されるなど、御社のブログ(ライフネットジャーナル)は面白くて読んでいます。これもその一環ということですね。

(片田さん_ライフネット生命保険)
それに加えて「がんアライ部」という、がんに罹患された方が治療しながらも、活き活きと働くことができる職場や社会を実現するための活動もしています。

2.まとめ 「不易」と「流行」

大きな困難に直面したとしても、そこから目をそらすことなく、地域とともにまっすぐに向き合うホクトの姿勢は「不易」だと思います。
結婚式が中止になってしまっても、なんとか目の前の新郎新婦に感動を届けたいというその想いと、「挑戦をする」というアイ・ケイ・ケイの社風が隅々まで浸透しているからこそ生まれる「不易」なのではないでしょうか。
「お客様が使用するデバイスがパソコンからスマートフォンになった」ことを好機ととらえ、よりお客様に寄り添えるのではないかと新たな変革を起こそうとするライフネットの姿勢からは「流行」を感じました。

登壇いただいた社員さん、一人一人の言葉の内に、「不易」と「流行」を感じました。
鎌倉投信も受益者の皆様、「結い 2101」の投資先の「いい会社」とともに、この先も発展成長し続けます。

【お知らせ】
・今期の運用状況 については、11月に開催した運用報告会の動画をオンラインサービス「My鎌倉倶楽部」内に掲載予定です。
・「My鎌倉倶楽部」内に受益者総会当日の動画も掲載しています。受益者の皆様限定で当日の様子を視聴できます。
受益者総会の特設サイトは、継続公開しています。

コロナウイルスの影響により、人とのつながりが物理的に分断されやすい昨今ですが、
「結い 2101」の投資先がどのような「想い」をもって事業に取組んでいるのか、
この特設サイトを通じて、皆様一人一人がその「想い」とつながり、こころ暖まる気持ちになれれば幸いです。
(鎌倉倶楽部_杉本)

月次運用報告書「結いだより」129号掲載