「結い 2101」運用報告 社会形成「意志ある一票」

今回のコラムは議決権行使についてです。株式投資における議決権行使とは「株主が株主総会で議案に対する賛否を投票すること」です。株主総会では、会社の経営に関わる重要事項を決めるので、議決権は「経営に参加する権利」ともいえます。鎌倉投信も「結い 2101」の投資先に対して議決権を行使します。

「自分たちに何の関係があるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに日常生活の中で関係性を見つけることは難しいですが、決して無縁ではありません。間接的ですが、投資したお金の使われ方について意見を表明できるからです。極端な例ですが、戦争の原因となりうる事業活動をしている会社に対して、取締役の選任に反対するなどしてNOを突き付けることができます。仰々しいかもしれませんが、「意志ある一票が未来を変える」と考えられると思います。
 
「結い 2101」では「いい会社」を選定して投資しているので、基本的なスタンスは「『いい会社』の経営を応援する」であり、会社提案の議案については原則賛成の立場をとっています。しかし、「いい会社」も何から何まで完璧にこなせるわけではありません。投資先の事業活動が「投資家の長期的な資産形成と社会の持続的発展」という「結い 2101」の運用目的に合致しているのかどうか、対話などを通じて確認し、必要に応じて苦言を呈すことも私たちの役割の一つだと考えます。
 
一般的に投資信託が保有する株式の議決権は、受益者の皆様を代表して投信委託会社が権利を行使します。「結い 2101」での議決権行使の結果はホームページ上に開示しています(※1)。また、どのような議案があるかは投資先各社のホームページに掲載されています。当社が運用目的に資する議決権行使ができているか、皆様の目でもしっかり確認してもらいたいと思います。
(資産運用部 橋本)

(※1)https://www.kamakuraim.jp/shareholders-voting-rights/

月次運用報告書「結いだより」130号掲載