「結い 2101」運用報告 社会形成 投資先企業の事業連携等による価値の共創

投資先企業の事業連携等による価値の共創

4月の運用報告会では、「結い 2101」投資先の事業活動を多数、紹介しました。今回は時間の都合で紹介できなかった投資先企業間の事業連携を、追加事例を交えて紹介します。

まず、障碍者向けの就労支援サービスや発達障碍を抱えた子ども向けのメディア運営等をおこなう「LITALICO」さんと通信販売をおこなう「フェリシモ」さんの事業連携です。両社は共同で発達障碍のある子ども向けの商品を開発しました(※1、※2)。フェリシモさんのウェブサイトで7種販売されており、LITALICOさんに寄せられた発達障碍のある子どもの保護者からの多数の声・悩みを分析し、フェリシモさんが企画・商品化しました。カラフルで整理整頓しやすいトート&ランドセルインナーなど、デザイン性と機能性を兼ね備えた商品になっています。

  • 画像:「トート&ランドセルインナー」LITALICOプレリリースより

また、介護事業等を営む「ウチヤマホールディングス」さんは、グループ会社の運営する放課後等デイサービス事業所のすべてでLITALICOさんの「LITALICO発達ナビ」を導入しました(※3)。施設スタッフの経験・知識によるサービスの質の差を是正し、指導担当者の育成を通じて、支援の幅の拡大、サービスの質的向上が期待されます。

続いて、アウトドア商品の製造販売をおこなう「スノーピーク」さんと今治タオルの「IKEUCHI ORGANIC」さんはタオルで事業連携しました(※4)。両社の自然に対する想いや、ものづくりに対する姿勢には共通点が多いように感じます。スノーピークさんは、他にも、資源循環を目指す「日本環境設計」さんとペットボトルのリサイクルでつくられた再生ポリエステル100%を使用したエコバッグを共同制作しました(※5)。

  • 画像:「SP×IKEUCHI OC Noasobi Towel」 IKEUCHI ORGANIC HPより

最後に、育児用品を扱う「ピジョン」さんは、バッグ等の製造販売をおこなう「マザーハウス」さんの代表兼チーフデザイナーである山口絵理子さんを社外取締役に選任しました(※6)。山口さんの途上国での豊富なビジネス経験は海外進出に力を入れているピジョンさんにも活かされることでしょう。

社会性の高い企業ほど、取引先の社会性を重視する傾向があります。「結い 2101」の投資先どうしが、お互いのビジョンや本業を通じた社会的な活動に共感したからこそ、シナジーが発揮できたのかもしれません。こうした投資先企業どうしの交流の輪が広がるのは非常に嬉しいことです。今後もこうした事例を紹介していきたいと思います。
(資産運用部 長田)
出所: LITALICO
(※1)https://litalico.co.jp/news/13583
(※2)https://litalico.co.jp/news/13618
出所: ウチヤマホールディングス
(※3)http://www.uchiyama-gr.jp/ir/upload_file/tdnrelease/6059_20210129451862_P01_.pdf
出所: IKEUCHI ORGANIC
(※4)https://ikeuchinahito.com/interview/snowpeak/
出所: スノーピーク
(※5)https://www.snowpeak.co.jp/news/p20210205-1/
出所: ピジョン
(※6)https://www.pigeon.co.jp/about/companyinfo/officer/

月次運用報告書「結いだより」135号掲載