取材のひとコマ ~「いい会社」のらしさ探求~ たかが賄い、されど賄い

ふとした言葉のやり取りのなかに、その会社の「らしさ」が見えるもの。
本コラムは、投資先企業との取材のひとコマを切り取ることで、その会社の「らしさ」をお伝えします。
第一回目は、アイ・ケイ・ケイさんとの取材でのひとコマを切り取ってみました。


たかが賄い、されど賄い


2020年12月に金子会長とオンライン面談をしました。
コロナ禍で婚礼需要が減少したことを受け、不要不急のコスト削減を断行したのです。

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鎌倉投信:コスト削減をおこなったということですが、どのようなことに取り組まれましたか?

金子会長:旅費交通費や役員報酬などありとあらゆる費用を見直しました。ただし、顧客の喜びに繋がる部分、感動を生むコストは削減対象に入っていません。例えば従業員の賄いは削減しません。卵は2個食べてもらいます。腹が減っては戦ができない、のです。

鎌倉投信:卵ですか?!

金子会長:卵2個はマスト! うち1個はゆで卵だから、後からでも食べられます。
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賄い(料理)とは、従業員の食事用に作られる料理ですが、アイ・ケイ・ケイさんでは結婚披露宴の料理をつくる調理部のシェフが賄いもつくります。ただ単に、美味しい賄いを食べて従業員やる気を引き出すことを目的としたものではなく、従業員が自らの体験をもって食の感動を伝えることで、顧客の喜びにつなげようとしています。このエピソードから、同社の「感動を与える」という使命感がビシビシ伝わってきました(ここまでは、春の運用報告会でもご紹介した内容です)。
  • アイ・ケイ・ケイ株式会社 金子会長(画像:同社HPより)


さらに、半年後の2021年6月には、IR(※)担当者とオンラインで面談しました。
取材も後半に差しかかった場面での一コマです。

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鎌倉投信:金子会長からお伺いした賄いの話を運用報告会で受益者の皆様にも紹介したところ、大変好評でした。ほかにもエピソードがあれば紹介ください。

IR担当者:実は…「賄い ランキング」なるものを始めました。

鎌倉投信:賄いランキング?!

IR担当者:日々出される賄いを従業員が採点するというものです。ただ、一食あたりの金額は変えません。

鎌倉投信:ユニークな試みですね。どなたが企画されたのですか?

IR担当者:会長の金子です。

鎌倉投信:やっぱり!賄いを深掘りしますね。それで、賄い ランキング導入で何か変化はありましたか?

IR担当者:シェフの目の色が変わりましたね。賄いはこれまでも美味しかったのですが、さらに美味しくなりました。

鎌倉投信:羨ましい!
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たかが賄いと捉えるか、されど賄いと捉えるか?
私は、アイディア次第で感動は青天井となることを教えられた気がします。しかも追加コストなしで(シェフの方々の心労は増えたかもしれませんが…)。
すべては顧客の感動のため。賄いの先にある顧客の笑顔を想像し、目の前の相手のために心を尽くす。今回はそんなアイ・ケイ・ケイさんの「らしさ」を紹介しました。
このコラムが次回以降も連載できるかは、受益者の皆様の反響次第です!
(資産運用部 五十嵐)
※インベスター・リレーションズ、 (株式等の)発行会社が投資家に向けて経営状況や財務状況や業績動向など関する情報を発信すること

【ご参考】
アイ・ケイ・ケイさんの「らしさ」を体現する熱きシェフの生の声です。
まかない料理であろうと最高の一皿を追求しています!
https://www.ikk-wed.jp/recruit/voice/voice14.php
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