「結い 2101」運用報告 社会形成 スノーピークが目指す「人間性の回復」

スノーピークが目指す「人間性の回復」

テントやキャンプ用品などのアウトドア製品の製造販売をおこなうスノーピークさん。7月7日から9日にかけて同社の新潟県三条市の本社Headquartersで大規模総合展示会「Snow Peak LIFE EXPO 2021」が開催されました。

小泉進次郎環境大臣、建築家の隈研吾さん、サッカー日本代表の元監督である岡田武史さんなど豪華スピーカーによるトークセッションがメインステージでおこなわれ、また屋外では、衣・食・住・遊・働、そして地方創生の6ブースで同社事業の展示がおこなわれました。鎌倉投信の資産運用部のメンバーもイベントに参加してきました。


1.スノーピークの問題意識
スノーピークさんは、現代を「文明の進化とともに、あらゆるものが便利になり、人が自然から遠のいてしまい、人間性が低下していく時代」とし、野遊びを軸にもう一度、自然と人、人と人をつなぐことによる「人間性の回復」(※1)を使命としています。
キャンプにとどまることなく、アパレル、食、住まい、キャンピングオフィスなど多様な価値を提供し、自然指向の生活を多くの顧客に届けようとしています。(長田)
  • 画像:スノーピークの決算説明資料より


2.野遊びレシピ
様々な展示の中で、私が興味を持ったのは、「住」のブースで紹介されていた、「野遊びレシピ」です。スノーピークさんは、必ずしもキャンプにこだわらずに生活の身近なところに自然を取り入れることを推奨しています。その様々なアイデアを、「野遊びレシピ」としてカードにしブースで配っていました(※2)。身近に自然を取り入れるアイデアが多数紹介されていて、素敵な取り組みだと思いました。
今回のイベントに参加してみて、日中を屋外で過ごすだけでも、リフレッシュする思いがしました。スノーピークさんには、引き続き生活のあらゆる局面で人間性の回復に資する商品やアクティビティ を提供してくれることを期待したいです。(長田)

3.感覚知の共有
ところで受益者の皆様の中にも「『人間性の回復』って何?」「何か大事な概念のような気がするけど、うまく言葉にできない…」といった素朴な疑問を抱く方も少なくないかもしれません。万人に通ずるかはわかりませんが、そういった疑問を解消するのに有効な手段の一つは「まず試してみる」ことかと思います。統計をとったわけではありませんが、体験する前後で考え方・感じ方に変化が起きることが多いように見受けられるためです。実際、私も本イベント後に焚火を囲んで同社社員やユーザーと話したり、キャンプ泊をしたりしたことで、スノーピークの事業価値について、なんとなく頭で理解していた部分が腹落ちして納得できたような感覚になりました。
事業領域を広げていく同社にとって、アウトドアパーソン個々の感覚知を、幅広い方に理解・共感してもらえるような情報発信をしていくことは、今後の課題の一つだと思います。「感覚」知なので必ずしも論理的な表現にはならず、言語化するハードルは高いかと思われますが、社員や社外の協力者の知恵を取り入れながら、顧客とのコミュニケーション手法を深化させていく様子に注目していきたいと思います。(橋本)
出所: スノーピーク
(※1)https://www.snowpeak.co.jp/about/csv/
(※2)同社の公式SNSでも野遊びレシピを紹介しています。

月次運用報告書「結いだより」137号掲載
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