今月のSHINE(社員)特別編 「若手社員と創業時を振り返る」Part1

投資信託「結い 2101」の設定から10年を超えた2021年。
第12回となる、今年の受益者総会のテーマは『未来と結ぶ、想いの軌跡~1/10を超えて~』です。このテーマには、「結い 2101」の目指す「100年続く投資信託」にとって、設定から10年を超えた今を「10分の1」と捉え、これまでの軌跡を振り返るとともに、100年後の「1(10分の10)」に目を向けたいという想いを込めています。

この受益者総会のテーマにもなっている、10年という節目を機に、若手社員たちが創業メンバーから話を聞き、創業時から現在までの歴史を振り返ってみました。
〈それぞれの想い〉~創業メンバーが集まるまで~
座談メンバー 入社年度 マイブーム
つかもとさん 創業メンバー(2008年) F1のテレビ観戦
かんちゃん 2014年(新卒入社) 好きなケーキ屋さん探し
五十嵐さん 2020年(中途入社) 阪神タイガースの応援
たくちゃん 2020年(新卒入社) 将棋ウォーズ
すぎちゃん 2020年(新卒入社) 瞑想
五十嵐さん:
始める前に確認させて下さい。私はアラフィフですが、ギリ若手社員という理解でよろしいですか?

すぎちゃん:
「若手」は少し無理があるかもしれません。(笑)
若手社員ではなく、企画立案者として加わっていただきました。

五十嵐さん:
(´;ω;`)ウゥゥ
気を取り直してよろしくお願いします。

五十嵐さん:
早速、創業メンバーであるつかもとさんにお聞きしますが、つかもとさんは、どのような経緯で鎌倉投信を創業されたのでしょうか?

つかもとさん:
きっかけは、前職で鎌田さんと同じ会社に勤めていたことですね。
ちょうど、2008年の春のことでした。
既に辞めていた鎌田さんから「実は会社を創ろうと思っています」ということを告げられ、食事をしながら、「一緒にやってくれないか?」と声をかけてもらいました。その当時確かに、私は仕事を辞める予定でしたが、「もう金融機関で働く気はありません」とその場では前向きな返事はしませんでした。

五十嵐さん:
金融機関で働く気がないというのは、なぜだったのでしょうか?

つかもとさん:
当時勤めていた会社では、クヲンツアクティブ運用のパフォーマンスが良好で会社の収益に大きく貢献していました。そうなってくると、株主さんから「もっと利益を出せ」と云われるわけです。
その当時は、業界全体があまりにもお金儲けに走りすぎていて、お客様にとってよい運用ではなく、会社の利益になるよい商品と感じるものが増えてきていました。
「金融機関って、こんなに金儲けに対して汚いのか。社員も大切にしないし…」
もうこれは、限界だと感じ、仕事を辞めることを決めました。
次のあてはなかったですが、「もっと最終顧客に近く、目に見えるものをつくる製造業が向いているかな」と漠然と考えていましたね。いざとなったら実家にでもかえって、好きに暮らしてもいいやと。(笑)

その後、当時鎌田さんが個別に声をかけていたメンバーで一度集まることになりました。
川崎に会場を借りて、それぞれ違う分野で活躍していたメンバーが一堂に会し、話し合いをしました。その時はまだ、情報交換・ブレインストーミングの段階で、鎌田さんを除いて、後に設立される鎌倉投信を一緒に起業するというまでは至っていなかったと思います。

たくちゃん:
そこでは、どのような話し合いがされていたのでしょうか?

つかもとさん:
鎌田さんから、「投資信託を直販でやりたい」という話はありましたが、それ以外は特に決まっておらず、皆が思い思いに話をしていました。

すぎちゃん:
若かりし皆さんの、思い思いの話を聞いてみたかったです。当時創業メンバーの中に、共通する想いはあったのでしょうか?

つかもとさん:
私を含め、「この金融のあり方はおかしい」という違和感は共通していたと思います。
私個人の話になりますが、私の地元は毛織物産業が有名で、もともと無借金経営の会社が多い地域でした。ところが、お正月に帰省する度に、毎年会社が廃業し続け斜陽産業とはいえ、ほぼ全滅状態となりました。街からも活気がなくなっていき、とても寂しく感じていました。何が起こったのか聞くと、銀行からの過大な融資・投資の話があり、その後業績が悪化すると貸しはがしがおこなわれ、廃業に至っていたようです。そんな現状を目のあたりにしてきました。そういったつぶれ方をしていった、会社がたくさんあったんです。
そういうお金の流れに対しては違和感を持っていたし、逆にいうと、そういうところに取り組めるのであれば金融業界でもう一度働きたいと感じていましたね。
だからこそ、非上場企業にも投資できるような、運用商品になるのであれば、チャレンジしてみてもいいかなと考えていました。

かんちゃん:
その時の考え方が、「いい会社は等しくいい会社である」という考え方につながっているのですね。

つかもとさん:
そうですね。創業の原点の一つでもあるかもしれません。
川崎での会議は、時間にするとたった数時間でしたが、今でも覚えています。
その後、具体的な事業案を1ヶ月後に持ち寄る約束で解散しました。
まさか、1ヶ月後のミーティングであんなことになるとは、この時は思ってもいませんでした…

〈次回、道志村での合宿に続く〉

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