「結い 2101」運用報告 社会形成 なんにも気にしないで思いっきり食べる幸せ

なんにも気にしないで思いっきり食べる幸せ

パン、パスタ、ラーメン、うどんなど、小麦粉を使った食品は多くの人の食生活に欠かせません。しかし、これらの食品を食べることができない体質の方が世の中にはいます。厚生労働省によると全人口の1~2%(乳児に限定すると約10%)の方が何らかの食物アレルギーを抱えているそうです(※1)。アレルギーの原因食物は鶏卵、乳製品、小麦の順に多く、食物アレルギーを抱えている人の8%は小麦が原因だそうです(※2)。小麦アレルギーを抱えている人は、数は少ないかもしれませんが、本人にとっては、食品の成分表示を確認しないといけない、外食でも注意をしないといけない、など制約が多々あるでしょう。

小麦アレルギーを抱えるこうした方々にとって救いとなるのがグルテンフリーの食品です。グルテンとは小麦や大麦あるいはライ麦、オーツ麦などの麦類に含まれているタンパク質の一種です。「結い 2101」の投資先で、このグルテンフリーの米粉パンに力を入れているのが「柿の種」でおなじみの亀田製菓さんです。

2018年に発表した中期経営計画の中で亀田製菓さんは、“あられ、おせんべいの製菓業”から”Better For Youの食品業“へと進化することを宣言し、食品業へと本格展開しました。人口減少による市場縮小を見据え、国内米菓事業に加え、海外事業、食品事業の育成を進めています(※3)。

亀田製菓さんの食品事業は、お米由来の植物性乳酸菌の研究とその応用から始まっています(※4)。その後M&Aにより、米を原料とする長期保存食を製造販売する尾西食品(東京都)、米粉パン、ベジミートを扱うマイセン(福井県)、そして今年の7月に米粉パンを扱う同じ新潟県のタイナイをグループ化しました(※5)。

さて、その米粉パンですが実際にスーパーで購入し食べてみました。マイセンの国産玄米粉を使ったパンは小麦粉や卵、乳製品などの食物アレルギー特定原材料等27品目不使用のパン(左図※6)、タイナイは新潟県産米から作った米粉を100%使用したパン(右図※7)です。マイセンのパンはレンジで加熱して、タイナイのパンはトーストにしていただきました。個人的な印象となりますが、両方とも「もちもちっ」とした食感で、腹持ちがよかったです。そしていつもの食後の眠たさや、ぼぅっとする感じが弱かった印象を持ちました。小麦アレルギーの方だけでなく、健康意識の高いアスリートがグルテンフリーを好む理由が体感できたと思いました。
  •  図:マイセンの玄米パン                 図:タイナイ(左)、マイセン(右)のパン


米粉パンはまだまだ認知度も低くニッチな市場ですが、亀田製菓さんが多くの方に健康的な食生活と、アレルギーを気にせず食事ができる幸せを提供しつづけることで、ニッチな市場で存在感のある会社となると期待しています。9月25日の受益者総会では、亀田製菓さんがトークセッションに参加される予定です。どんなお話を伺えるか楽しみです。
(資産運用部 長田)
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