鎌倉投信の志(経営理念)ができるまで④ 最後の仕上げ!編

昨年度(2020年度後半)のことですが、社員中心のチームで当社の経営理念の見直しをおこない、鎌倉投信の志(経営理念)がまとまりました。
議論の経緯を振り返ることができるように、そして、みなさまにも当社のことをより深く知っていただけるように、その過程を記事にしてお伝えしようと思います。
経営理念の枠組みとして、分類項目、その順番、定義が明確になりました。

◆ ありたい姿
[定義]前提として必要となる、大事にしたい姿勢や価値観を表現したもの。
◆ 目指す将来像
[定義]長期的、大局的な観点で、どのような対象にどのようなよい影響を最終的に与えたいかを表現したもの。
◆ 何を実現するか
[定義]短・中期的、直接的な観点で、事業の営みによって、ステークホルダーに対して、継続的に果たしたい役割を表現したもの。
◆ どうやって実現するか
[定義]役割を果たすための手段として、ステークホルダーに対して、どのような関係性をつくるかを表現したもの。

また、これらの総称とその定義も明確にしました。

総称:鎌倉投信の志(経営理念)
[定義]鎌倉投信の存続・成長のために、変えてはいけない存在目的を、かかわるすべての人に対してわかりやすい言葉で表現したもの。

今回は、「ありたい姿」「目指す将来像」「何を実現するか」「どうやって実現するか」の内容について、平易で簡潔に、言葉に過不足なく、一言一句表現を見直した結果を紹介します。

◆ ありたい姿

[定義]前提として必要となる、大事にしたい姿勢や価値観を表現したもの。

調和を生む「和」の心を大切にし、「話」と出会い、「輪」がつながる、
こうした3つの「わ」が育まれる「場」としての運用会社でありたい。


こちらは当社が最も守っていきたいものと位置付けられていましたが、想いが強ければ強いほど言いたいことを盛り込みすぎて説明が長くなってしまうという「鎌倉投信あるある」にハマっていました。いいたいことをスッキリと整理した結果、このようになりました。

◆ 目指す将来像

[定義]長期的、大局的な観点で、最終的にどのような対象にどのようなよい影響を与えたいかを表現したもの。

大切な私たちの資産、産業、文化、伝統を未来へ運び、
新たな資産、産業、文化、伝統を創造しながら、心豊かに成長できる社会。


「資産、産業、文化、伝統を」というくだりを繰り返していて一見くどいようですが、正確に伝えることを重視しました。今ある「資産、産業、文化、伝統」と同じくらい、未来において生み出される「資産、産業、文化、伝統」も大事であり、それらが合わさることで「心豊かに成長できる社会」に繋がるという意味が籠められています。

◆ 何を実現するか

[定義]短・中期的、直接的な観点で、事業の営みによって、ステークホルダーに対して、継続的に果たしたい役割を表現したもの。

投資家の経済的な豊かさと社会の持続的発展の両立を目指し、
その実感と喜びを分かち合うこと。


「その実感と喜びを分かち合う」という言葉は、今回の見直しによって生まれたものです。
元々は「価値を届ける」というニュアンスの表現があったのですが、「価値」とは何なのかがいまひとつ明確にならないこと、「届ける」という動作が一方的に感じられることから、あまりよい表現ではないのではという議論になりました。当社にとって「価値を届ける」という表現で伝えたかったことを具体的に嚙み砕いていった結果、このような言葉に辿り着きました。

◆ どうやって実現するか

[定義]役割を果たすための手段として、ステークホルダーに対して、どのような関係性をつくるかを表現したもの。

・ 社会との調和の上に発展する会社に投資することによって。
・ 投資家と運用者はもとより、投資家と投資先の会社が顔の見える関係をつくることによって。
・ 社員がいきいきと働く企業風土をつくることによって。
・ 株主、取引先、地域社会への感謝の心のもとに接することによって。
・ 鎌倉投信自身が社会・自然環境との調和の上に持続的に発展することによって。


当社では従来、公募投資信託の運用と販売のみを事業としていましたが、今年からは投資事業組合を組成・運用する事業をスタートしています。そのことを念頭に、個人投資家にフォーカスしていた部分を主に修正し、どちらの事業にも共通するような表現に改めました。


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このようにして、鎌倉投信の志(経営理念)の見直しが一旦完了となりました。
最後にあらためて、議論の過程を簡単に振り返ります。
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まず、経営理念を内容、運営、対象、体裁、目的という5つの性質に分け、見直しの進め方を考えました。

・ 内容は全体的に問題ないので、趣旨を変えないように
・ 言葉で伝わりやすいように表現や組み立てを改善
・ 最終承認の際は経営者目線で、会社の存続・成長に資するかどうかを判断してもらう

表現や組み立てを改善する、という課題を掘り下げ具体的な作業を考えました。

① 分類ごとの定義を決める:各分類が独立して重複のないように明確に定義する
② 定義に沿って順番を付ける:鎌倉投信にとっての「不変さ」の順に並べる
③ 定義に合った見出しを考える:平易で解釈の幅が小さい言葉にする
④ 表現を見直す:平易で簡潔に、言葉に過不足なく、一言一句見直す

分類項目、順番、定義を考え、経営理念の枠組みが明確になりました。

◆ ありたい姿
[定義]前提として必要となる、大事にしたい姿勢や価値観を表現したもの。
◆ 目指す将来像
[定義]長期的、大局的な観点で、どのような対象にどのようなよい影響を最終的に与えたいかを表現したもの。
◆ 何を実現するか
[定義]短・中期的、直接的な観点で、事業の営みによって、ステークホルダーに対して、継続的に果たしたい役割を表現したもの。
◆ どうやって実現するか
[定義]役割を果たすための手段として、ステークホルダーに対して、どのような関係性をつくるかを表現したもの。

また、総称と定義も明確にしました。

総称:鎌倉投信の志(経営理念)
[定義]鎌倉投信の存続・成長のために、変えてはいけない存在目的を、かかわるすべての人に対してわかりやすい言葉で表現したもの。

最後に表現を見直し、次のようになりました。

鎌倉投信の志(経営理念)

◆ ありたい姿
  • 調和を生む「和」の心を大切にし、「話」と出会い、「輪」がつながる、
    こうした3つの「わ」が育まれる「場」としての運用会社でありたい。
◆ 目指す将来像
  • 大切な私たちの資産、産業、文化、伝統を未来へ運び、
    新たな資産、産業、文化、伝統を創造しながら、心豊かに成長できる社会。
◆ 何を実現するか
  • 投資家の経済的な豊かさと社会の持続的発展の両立を目指し、
    その実感と喜びを分かち合うこと。
◆ どうやって実現するか
  • 社会との調和の上に発展する会社に投資することによって。
  • 投資家と運用者はもとより、投資家と投資先の会社が顔の見える関係をつくることによって。
  • 社員がいきいきと働く企業風土をつくることによって。
  • 株主、取引先、地域社会への感謝の心のもとに接することによって。
  • 鎌倉投信自身が社会・自然環境との調和の上に持続的に発展することによって。


今回の見直しには社内へ経営理念を浸透させるという狙いがありましたので、周知活動も引き続き企画しているところです。本連載もそうした活動の一つでしたが、読者の皆様にもお楽しみいただけたら嬉しい限りです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

(上林)

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