【報告】いい会社訪問オンライン(ユーグレナ)~未来を守るエネルギー~

2021年9月5日に、株式会社ユーグレナにオンラインで「いい会社訪問®」を実施しました。全国各地から約1,200名の方にお申込みいただきました。

当日は、次のプログラムで開催しました。
1.ユーグレナ社の成り立ちとエネルギー・環境事業について
  (代表取締役社長 出雲 充 様)
2.最高未来責任者の活動について
  (最高未来責任者 川﨑 レナ 様)
3.質疑応答


ここからは、このプログラムに沿って「いい会社訪問®」の様子を一部お伝えします。

※当日の収録動画はオンラインサービス「My鎌倉倶楽部」で受益者の皆様に公開予定です(公開準備が整いましたら、ホームページのお知らせ欄等でご案内します)。

1. ユーグレナ社の成り立ちとエネルギー・環境事業について

(出雲社長)
“大勢の皆様にお時間をいただき、ありがとうございます。全世界中のミドリムシを代表して、厚く御礼申し上げます。”
と、ミドリムシカラーのネクタイを締めた出雲社長が登壇されました。
まずは、出雲社長よりユーグレナさんの成り立ちについてお話がありました。
(出雲社長)
“食べられるミドリムシは、少ししか、大学の研究室内でしか、作れませんでした。(ユーグレナは)これを皆さんに食べてもらえる、使ってもらえるくらいたくさん培養する方法を2005年12月16日に発明して現在に至っている、大学発のベンチャー企業でございます。

なぜ、ミドリムシでスタートしたのか? 

私は大学1年生の夏休みに、バングラデシュに一ヶ月バイトをしに行きました。その時に、大勢の子どもたちが栄養失調で食料不足に困っていました。

日本に戻って、みんながあっという間に元気健康になるような、そういうものを日本で勉強して、これをもう一度バングラデシュに持って帰りたいな。そういう想いでこのミドリムシの研究をスタートしました。”
微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の大量培養技術の核となる生産拠点は沖縄県の石垣島。そして、研究をおこなっているのが横浜鶴見にある研究所だそうです。今回、特別に初公開の映像を視聴し、微細藻類ユーグレナについて学びました。

微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)について理解できたところで、出雲社長より微細藻類ユーグレナの大量培養技術を活用した三つの事業について紹介がありました。
(出雲社長)
“一つ目がソーシャルビジネスです。今、毎日一万人の小学生にミドリムシ入りのクッキーを給食として届けて、バングラデシュの子ども達の栄養失調をなくすという仕事をしております。

そして、売上のほとんどを占めておりますのが、ヘルスケア事業。皆様に、元気に健康に美しくなっていただくための商品をお作りしてお届けしています。

三つ目がミドリムシの油をつかってできるバイオ燃料、「サステオ」です。”
三つ目の、ユーグレナさんが開発したバイオ燃料「サステオ」は、今年6月にビジネスジェット機であるホンダジェットに搭載し、初フライトに成功しました。鹿児島空港から羽田空港まで初フライトしたときの映像を視聴しました。
(出雲社長)
“10年前から、「この石油の出ない我が国日本でCO2排出量が少ない国産のバイオジェット燃料で飛行機を飛ばす」ということを申し上げてまいりました。

本当にそんなことができるのか、実現するまで本当に大変でしたが、グループの総力をあげて、仲間の力を結集し本年6月にようやくこの10年間の研究成果としての「サステオジェット」を披露できました。

去年から30社を越すバス会社さんや運送会社さん、コンビニエンスストア、そしてちょっと変わったところで消防車でも「サステオ」をご活用いただいております。”
(出雲社長)
“給油に行く時に、「普通の入れちゃだめだよ、今日『サステオ』を満タンにしに行こうね」って云っていただけるように、本気で必ず実現いたしますので、4年後、2025年を是非楽しみにしていただければと思います。”
2025年には現在のバイオ燃料製造実証プラントの生産能力の2,000倍となる商業用プラントが完成予定で、企業だけではなく、個人でも「サステオ」燃料を使えるようにすると語った出雲社長。4年後を語る出雲社長の熱い想いと言葉に、未来をワクワクして想像する時間となりました。


2.最高未来責任者の活動について(最高未来責任者 川﨑 レナ 様)

「未来のことを決める時に未来を生きる当事者たちにその議論に参加して欲しい。」そう考えたユーグレナさんは、2019年に最高未来責任者(CFO:Chief Future Officer)のポジションを設けました。ユーグレナさんが募集したのは18歳以下のCFOで、業務は「会社と未来を変えるすべて」です。

現在CFOとして活動するのは、16歳の川﨑 レナさん。インターナショナルスクールに通う川﨑さんは、小学生の頃に読んだ「ランドセルは海を越えて」という本がきっかけで様々な活動を始めたそうです。
(川﨑さん)
“私たちFutureサミット(※1)は、「Well Being Innovation」をテーマとし、みんなが幸せで楽しく、安心してアイデアを共有できる状態を確保することを目標として様々なアイデアの提示をしています。”
(※1) CFOとともに5人の10代メンバーで構成されるサステナビリティに関するアクション、および達成目標の策定に携わる会議 https://www.euglena.jp/cfo/
その活動内容は、多様性に関するワークショップの実施や、広告表現の見直し等を検討しているそうです。様々な活動の中でも驚いたのは、ユーグレナさんの定款をFutureサミットのメンバーで監修したことです。定款上の事業目的を、SDGsを反映した内容に全面刷新し、今年発表に至りました。

その他、川﨑さんの考える循環型社会の重要性についてのお話や受益者も参加できるクイズの出題など、盛り上がりのある時間となりました。

最後に、川﨑さんの考える循環型社会に向けておこなうべき取り組みの中で、「システムではなくて個人の意識の革命が必要」と話されていたのが印象的でした。
(川﨑さん)
“素晴らしい経営陣がいたとしても、その中で働いている皆さんの納得がなければまったく持続性がないものになるのではないかと思っています。

例えばその経営陣の方が、この世を去られた時に、残った皆さん個人の意識が変わっていなければ、何も変わらないっていうことを考えて欲しいです。”
(川﨑さん)
“一人一人、当事者意識を持って「誰かの人生を自分が救わなければいけない」と、それぐらいのスーパーヒーローのような意識を持っていただければとても嬉しいと思います。”

3.質疑応答

音声でのQ&Aは初の試みでしたが、言葉のキャッチボールがあり、充実した”対話の場”になったと思います。また30分延長して、受益者と対話をする出雲社長の姿も印象的でした。

Q1,会社を始めた時に想像していたことと、現在を比べて想像どおりですか?それとも大きく違っていますか?
A,(出雲社長)“僕は想像していたとおりです。バイオ燃料で飛行機を飛ばすとか、バングラデシュの子ども達への給食も、始めた時にやりたいなって思っていたことが、今そのとおりになっていますね。 
想定外だったことは、会社を立ち上げた時は3人でスタートしたんですけど、今ね457人もいるんですよ。これは想定外でした。これは本当に正直に申し上げて想像していませんでした。”

Q2. 経済成長と地球環境の保全は両立が可能なのでしょうか?
A.(川﨑さん)” 「やる気次第」だと、私はずっとそう考えています。根本的なことを変えていくことによって、最終的に消費者は強制的に変われる。例えば、ユーグレナでもプラスチックを削減したことによって、消費者が何も考えずにそれを選ぶという選択肢ができました。
この様に、地球に負担を減らす商品がどんどん出てきたら、根本的に変えることは絶対できるんですね。両立は難しいって考えているのは、そのリスクを取るのがすごく怖い、それは絶対全員思ってることなんですけど、それを余裕がある大手企業などが率先してやっていくべきだと思います。本当に簡単なことでお伝えさせていただくと、私の意見では「やる気次第」なんじゃないかなって思います。”

まとめ

大学生の頃に、栄養失調で困っている人を助けたいという想いから微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の研究を始めた出雲社長。小学生の頃に出会った1冊の本から、私が動かなければいけないと当事者意識が芽生えた川﨑さん。問題に直面した際、何ができるかを考え、行動してきたお二人だからこそ、人の心を動かす力が言葉に宿っていると感じました。
本レポートでは一部を取り上げていますので、受益者の方は是非My鎌倉俱楽部より全編ご視聴ください!(やなちゃん)

受益者の皆様へメッセージ

私にとって初めてのイベント進行役でしたが、これからも記憶に残るであろう印象的な会になりました。出雲社長や川﨑さんの熱意、受益者の皆さんの未来に対する想い、沢山のポジティブなエネルギーにあふれた時間だったと思います。
引き続き投資先の企業と受益者の皆さんの出会う場づくりをしていきますので、次回のイベントもご期待ください。(資産運用部 長田 陽平)

月次運用報告書結いだより139号掲載
「いい会社」企業情報