投資信託 きほんの「き」シリーズ 基準価額ってなに?

投資初心者の方にとって「質問する」こと自体、ハードルが高いもの。
「ちょっと聞くには気が引ける」といった内容を案内していきます。
一緒に学んでいきましょう! 
基準価額(きじゅんかがく)とは、投資信託1万口あたりの価値を表したものです。
この基準価額を用い、投資信託の購入・解約(換金)をおこないます。

投資信託は、投資家であるお客様から集めたお金を、信託財産として運用会社が株式や債券などで運用をおこなう金融商品です。株式や債券の値段は日々変動しますので、これらを組み入れている投資信託の基準価額も日々、変動するのです。
※純資産総額とは、投資信託に組み入れている株式や債券の時価評価額合計に、株式の配当金や債券の利金などの収入とキャッシュ部分を加えた資産総額から、信託報酬(運用管理費用)などのファンドの運用に必要なコストを差し引いたもの。



「結い2101」は、主に上場株式と債券に投資をしていますので、組入資産である株式・債券の価格上昇・下落が、基準価額の上昇・下落の要因になります。また、株式の配当金や債券の利金などの収入は基準価額の上昇要因になります。キャッシュ部分は価格が変わらないこと、信託財産に占める社債の割合はわずかですので債券の価格変動が基準価額に与える影響は少ないです。したがって、株式部分の価格変動が「結い2101」の基準価額の主な変動要因といえます。
  • 結いだより第140号より抜粋
    (資産クラスの割合は変動します)

「結い2101の基準価額は、どの時点の株価が反映されますか?」とご質問をいただくことがあります。
答えは「当日の終値」です。

投資対象が国内資産である投資信託は、当日の国内株式市場の終値を基に基準価額を算出します。
現時点では「結い2101」は国内資産にしか投資をしていませんので、当日の終値を基に基準価額を算出します。

ちなみに「終値」というのは、取引市場での最終値段のことです。日本の国内株式市場は15時に閉場しますので、終値が出揃うのは15時です。
当日の「結い 2101」の基準価額は15時以降に算出し、16時半~17時頃に当社ホームページに公表しています。

次回は、「分配金」について案内予定です!

月次運用報告書「結いだより」142号掲載