社長メッセージ「投資とは、未来を創る投票行為である」

令和四年が始まりました。皆様にとって幸多き一年になることを祈念します。

「結い 2101」の運用を開始してからこの三月で十二年になります。この間当社は、「投資家の経済的な豊かさと社会の持続的発展の両立を目指し、その実感と喜びを分かち合うこと」の実現に向けて歩んできました。そして、その姿勢は今年も変わりません。

一方で、金融市場を取巻く環境は、COVID-19の先行き不透明感、気候変動、紛争リスク、インフレや金利上昇リスク等、不安要素が少なくありません。こうした状況下において、どのように資産運用に取組めばよいのでしょうか。

答えはシンプルで「一貫した運用姿勢を貫く」です。

なぜなら、予測すること自体の不確実性の方が大きいからです。資産運用で成功したいのなら「相場の先行きに賭けてはいけない」(チャールズ・エリス※)の言葉どおり、「予測をしなくてもよい枠組みをつくり、投資し続けること」にあるのです。

さて、昨年初の社長メッセージ「予見可能な未来」では、デジタル革命によって、知識や技術の融合による新たな事業や産業が創造される可能性について述べました。その動きは加速するでしょう。

足下のデジタル革命は、あらゆる産業構造と社会構造に大きなインパクトを与え、我が国の様々な社会課題を解決する可能性も多く秘めています。そして、そうした分野に若い起業家がどんどん挑戦しています。豊かな感性を持った経営者が、固定観念に囚われない発想力とテクノロジーを駆使して挑戦する姿をみると、希望を感じます。

「未来は、人(発想力)×共生(社会課題領域)×匠(テクノロジー)によって創造される」

混沌とした時代から芽生える、こうした新たなうねりに注目しています。そして、投資には、こうした変革を喚起する力があります。一人ひとりの投資は、個人の資産運用の枠を超えて、いわば「未来を創る投票行為」でもある、と感じるのです。

本年も、皆様と共に、未来を創る投資に挑戦できることを楽しみにしています。

鎌倉投信株式会社

代表取締役社長 鎌田 恭幸

※チャールズ・エリス:グリニッジ・アソシエイツ(国際ビジネス戦略コンサルティング会社)の創設者。資産運用に関するオピニオンリーダー