2022年03月01日(火)
資産運用で失敗しないために大切なこと(成功の鍵 4&5)
◇◆◇━2022年2月10日━
資産運用で失敗しないために大切なこと(成功の鍵 4 )
━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。
先週のメルマガでは、そもそも資産運用とは何か、を確認したうえで、その目的を達成するために欠かすことのできない投資対象として、株式は中心的な役割を担うことを述べました。
では、理屈の上で多くの人がそのことを理解しながらも、なぜ、世の中には株式投資に不安を感じる人が多いのでしょうか。
それは、
「投資」と「投機」を混同していること
にあると思います。
「投機」とは、例えば、株式や為替の日計り取引(当日中に売買を繰り返す取引)のように、短期的な価格の変動に着目した値段の鞘取りで、実体はなく、法則性を見出すことは困難です。
つまり、賭け(博打)に近い要素があり、プロでも利益を出し続けることは難しいでしょう。
一方、「投資」とは、実体としての価値に着目し、その価値が長期的にふえる傾向を見込むものであり、そこには一定の法則性があります。
そのため、プロはもとより、一般生活者であっても実践しやすいものといえるでしょう。
例えば「結い 2101」は、67社の「いい会社」に投資しています(2022年1月末時点)。
そして、ここ数年、コロナ禍で経営を取り巻く環境が大きく変わる中でも、67社の業績を平均すれば、下振れることなく安定して成長を続け、企業価値は高まっています。
また、厳しい経営環境の中で業績を伸ばすということは、顧客や社会への認知度が広がっていることを表しますので、存在価値そのものが高まっているともいえるでしょう。
株式投資において本来着目すべき価値とは、企業の本業における活動そのものといえるでしょう。
そして、株価は、短期的な変動はあったとしても、中長期的には業績に代表される実体としての企業価値に収斂する傾向にあります。
これは自然の動きであり、明確な法則性があります。
今年に入り、日本を含めた世界の株式市場は下落傾向です。
2年前の2020年2月~3月、新型コロナウィルスショック時は、株価は今年以上に値下がりしました。
その際に、このようなメッセージをメルマガで伝えました。今、改めてこのことを伝えます。
****
投資による収益は、「価値」と「価格」との差から生まれます。
その差が、いつ、何をきっかけに収斂するかを予測することは困難です。
しかし、時間的に余裕のある長期視点の投資家にとっては、価格が価値を大きく下回る局面は、投資の機会なのではないでしょうか。
「結い 2101」のお客様の中には、今の相場環境の中で不安を感じておられる方が多いと思います。
しかし、一番よくないのは、ただ「不安」という理由で投資をやめてしまうことです。
市場心理に流されるのではなく、自分自身で「売り買いの判断軸をもつ」ことが大切で、それが難しいのであれば、どんな環境であっても「投資を継続する意思を持つ」ことが、最終的によい結果につながると思います。
****
「株価(価格)ではなく、価値に投資する」
このことが、まさに「成功の鍵 4」です。
リターン(利益)は、価値から生まれ、価格は価値に収斂することを肝に銘じたいものです。(つづく)
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。
先週のメルマガでは、そもそも資産運用とは何か、を確認したうえで、その目的を達成するために欠かすことのできない投資対象として、株式は中心的な役割を担うことを述べました。
では、理屈の上で多くの人がそのことを理解しながらも、なぜ、世の中には株式投資に不安を感じる人が多いのでしょうか。
それは、
「投資」と「投機」を混同していること
にあると思います。
「投機」とは、例えば、株式や為替の日計り取引(当日中に売買を繰り返す取引)のように、短期的な価格の変動に着目した値段の鞘取りで、実体はなく、法則性を見出すことは困難です。
つまり、賭け(博打)に近い要素があり、プロでも利益を出し続けることは難しいでしょう。
一方、「投資」とは、実体としての価値に着目し、その価値が長期的にふえる傾向を見込むものであり、そこには一定の法則性があります。
そのため、プロはもとより、一般生活者であっても実践しやすいものといえるでしょう。
例えば「結い 2101」は、67社の「いい会社」に投資しています(2022年1月末時点)。
そして、ここ数年、コロナ禍で経営を取り巻く環境が大きく変わる中でも、67社の業績を平均すれば、下振れることなく安定して成長を続け、企業価値は高まっています。
また、厳しい経営環境の中で業績を伸ばすということは、顧客や社会への認知度が広がっていることを表しますので、存在価値そのものが高まっているともいえるでしょう。
株式投資において本来着目すべき価値とは、企業の本業における活動そのものといえるでしょう。
そして、株価は、短期的な変動はあったとしても、中長期的には業績に代表される実体としての企業価値に収斂する傾向にあります。
これは自然の動きであり、明確な法則性があります。
今年に入り、日本を含めた世界の株式市場は下落傾向です。
2年前の2020年2月~3月、新型コロナウィルスショック時は、株価は今年以上に値下がりしました。
その際に、このようなメッセージをメルマガで伝えました。今、改めてこのことを伝えます。
****
投資による収益は、「価値」と「価格」との差から生まれます。
その差が、いつ、何をきっかけに収斂するかを予測することは困難です。
しかし、時間的に余裕のある長期視点の投資家にとっては、価格が価値を大きく下回る局面は、投資の機会なのではないでしょうか。
「結い 2101」のお客様の中には、今の相場環境の中で不安を感じておられる方が多いと思います。
しかし、一番よくないのは、ただ「不安」という理由で投資をやめてしまうことです。
市場心理に流されるのではなく、自分自身で「売り買いの判断軸をもつ」ことが大切で、それが難しいのであれば、どんな環境であっても「投資を継続する意思を持つ」ことが、最終的によい結果につながると思います。
****
「株価(価格)ではなく、価値に投資する」
このことが、まさに「成功の鍵 4」です。
リターン(利益)は、価値から生まれ、価格は価値に収斂することを肝に銘じたいものです。(つづく)
◇◆◇━2022年2月17日━
資産運用で失敗しないために大切なこと(成功の鍵 5 )
━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。
先日、「結い 2101」と鎌倉投信の説明会に参加されたお客様からこのような声をいただきました。
「今後の資産形成について考える中で投資を始めたいと思っていたものの、これまでなんだか怖くて始められませんでした。ここ数日、本格的に始めたいと思い動き始めました」
「なんだか怖くて始められない」は、分からないものへの漠然とした不安、損をするかもしれないという恐怖感など、投資に二の足を踏む多くの方が感じる正直な心境でしょう。
「結い 2101」のように、運用会社の顔が見える、受益者総会や運用報告会、いい会社の経営者講演のように受益者の皆さんに参加いただく手触り感のある投資を通じて、まさに前回のメルマガ「成功の鍵 4」でお伝えした「株価(価格)ではなく、実体としての価値に投資している」という感覚を実感していただいたり、コツコツと資産形成に取り組む多くの実践者を身近に感じていただいたりすると安心感が高まります。
「結い 2101」の受益者の中には、投資は初めて、という方が少なくありませんので、こうした皆様のお力になれたらと思います。
そして、投資(資産運用)に付きまとう不安感を解消するためには、何よりも長期の視点を持つことが欠かせません。
「今後10年間市場が閉鎖しても喜んで持ち続けることができる株式を買いなさい」は、世界的に著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏の言葉です。
このメッセージには、3つの意味があると考えます。
一つ目に、短期的な株価(価格)変動に一喜一憂してはいけない。
二つ目に、(目先の業績ではなく)10年後に価値が高まっている会社の株式に着目し、投資する。
この間の株価変動を気にすることは、時間の無駄である。
そして最後に、リターンの元となる投資する会社の本源的価値は、時間をかけて成長する。
です。
お客様から、長期投資の期間とは何年をいうのですか、という質問をよく受けます。
景気サイクルがある程度循環する10年以上などと答えるのが一般的かもしれませんが、私の答えは、
「投資(資産運用)に期限を設けない。投資の期間は無期限である」です。
そして、それが成功の鍵の5つ目です。
なぜなら、投資する会社は、持続的に成長する経営努力を続ける限り、その実体としての価値の増幅に終わりはないからです。
何よりも「投資(資産運用)に期限を設けない」という基本姿勢こそが、先のメルマガで述べた、投資で成功する人が実践しているたった二つのこと、
一、 感情を排除する
二、 シンプルな投資を続ける
につながるのです。(つづく)
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。
先日、「結い 2101」と鎌倉投信の説明会に参加されたお客様からこのような声をいただきました。
「今後の資産形成について考える中で投資を始めたいと思っていたものの、これまでなんだか怖くて始められませんでした。ここ数日、本格的に始めたいと思い動き始めました」
「なんだか怖くて始められない」は、分からないものへの漠然とした不安、損をするかもしれないという恐怖感など、投資に二の足を踏む多くの方が感じる正直な心境でしょう。
「結い 2101」のように、運用会社の顔が見える、受益者総会や運用報告会、いい会社の経営者講演のように受益者の皆さんに参加いただく手触り感のある投資を通じて、まさに前回のメルマガ「成功の鍵 4」でお伝えした「株価(価格)ではなく、実体としての価値に投資している」という感覚を実感していただいたり、コツコツと資産形成に取り組む多くの実践者を身近に感じていただいたりすると安心感が高まります。
「結い 2101」の受益者の中には、投資は初めて、という方が少なくありませんので、こうした皆様のお力になれたらと思います。
そして、投資(資産運用)に付きまとう不安感を解消するためには、何よりも長期の視点を持つことが欠かせません。
「今後10年間市場が閉鎖しても喜んで持ち続けることができる株式を買いなさい」は、世界的に著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏の言葉です。
このメッセージには、3つの意味があると考えます。
一つ目に、短期的な株価(価格)変動に一喜一憂してはいけない。
二つ目に、(目先の業績ではなく)10年後に価値が高まっている会社の株式に着目し、投資する。
この間の株価変動を気にすることは、時間の無駄である。
そして最後に、リターンの元となる投資する会社の本源的価値は、時間をかけて成長する。
です。
お客様から、長期投資の期間とは何年をいうのですか、という質問をよく受けます。
景気サイクルがある程度循環する10年以上などと答えるのが一般的かもしれませんが、私の答えは、
「投資(資産運用)に期限を設けない。投資の期間は無期限である」です。
そして、それが成功の鍵の5つ目です。
なぜなら、投資する会社は、持続的に成長する経営努力を続ける限り、その実体としての価値の増幅に終わりはないからです。
何よりも「投資(資産運用)に期限を設けない」という基本姿勢こそが、先のメルマガで述べた、投資で成功する人が実践しているたった二つのこと、
一、 感情を排除する
二、 シンプルな投資を続ける
につながるのです。(つづく)
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