【報告】「いい会社」の経営者講演(亀田製菓)~まだ見ぬお米の力、世界へ発信~

2022年3月10日に、亀田製菓株式会社の代表取締役副社長 ジュネジャ・レカ・ラジュ氏をお招きし、講演いただきました。
全国各地から約1,000名の受益者とそのご家族様にお申込みいただきました。

当日は、次のプログラムで開催しました。
1.「結い 2101」の投資理由の紹介
2.講演「“あられ・おせんべいの製菓業”から“Better For Youの食品業”へ」
3.試供品の試食・質疑応答

ここからは、このプログラムに沿って当日の様子の一部をお伝えします。

※当日のアーカイブ動画は、オンラインサービス「My鎌倉倶楽部」で受益者の皆様のみ視聴いただけます。

1.「結い 2101」の投資理由の紹介

ファンドマネージャーの長田から、亀田製菓さんへの投資理由などを紹介しました。

長田:“家族みんなが働くいい会社”として、2010年から共生のテーマで投資しています。農家の収入を支えるためにできた共同組合から生まれた会社のため、親子、夫婦、兄弟など、家族で勤務している方が多いとお話を伺っています。
お米を使って製品を創り、地域の人々の暮らしを楽しく豊かなものにする、そんなところに魅力を感じて投資を継続しています。
長田:本日のテーマは、「まだ見ぬお米の力、世界へ発信」ですが、グローバル化や研究開発で亀田製菓を引っ張る代表取締役副社長 ジュネジャ・レカ・ラジュ様に登壇いただきます。インドのご出身で1984年に来日されました。2020年に亀田製菓の代表取締役副社長に就任し、グループ会社の会長と役員を兼任されています。

過去の面談の中で、「亀田製菓は素晴らしい種をたくさん持っている」とお話しされていたのが、個人的にはとても印象に残っています。
本日は、亀田製菓の素晴らしい種をたくさん紹介いただければと思います。

2.講演「“あられ・おせんべいの製菓業”から“Better For Youの食品業”へ」

ジュネジャ氏:なぜ亀田製菓へ入社したかというと、私は柿の種が大好きなんです。
世界中、特にインドに柿の種をお土産として持って行きました。皆喜んで食べてくれます。
それに加えて、亀田製菓が「食」の会社であることです。食という字は、人を良くすると書きます。私の個人的な想いは、人間は食がないと生きていけない。食は絶対に必要であるということです。
亀田製菓の製品が好きなことに加え、食品事業への想い、亀田製菓の田中会長とのご縁が理由で、亀田製菓へ入社することになりました。

(1)会社情報
ジュネジャ氏:戦後間もない食糧難の時代に、「男性はどぶろく※で気晴らしができるが、女性や子供には楽しみといえるものがない。なにか生活に喜びと潤いを届けたい」という想いから未経験の水飴づくりに挑戦しました。それが創業の心となり、亀田製菓は生まれました。

※日本の伝統的な酒のうち、米と米麹と水を原料として発酵させただけで漉す工程を経ていない酒
ジュネジャ氏:亀田製菓は、1975年に米菓業界で日本一になりました。現在は、国内だけでなく海外にも事業展開を進めています。グループ会社20社のうち、9社は海外です。
2013年に、アメリカの「Mary’s Gone Crackers」を子会化しました。この会社が、まさに私たちが考える「Better For You」の始まりといえます。同社製品の原料であるグルテンフリー、オーガニック、植物性プロテインは、社会的にも市場的にも(米国で)非常に流行っています。また、中国、インドでは、柿の種も人気があります。インドでは、「カリカリ」という名前で、味も現地の好みにあわせてブランド化しています。
(2)亀田製菓グループの目指すべき姿
ジュネジャ氏:亀田製菓はグローバル・フード・カンパニーを目指しています。グローバル・フード・カンパニーというと、ユニリーバやネスレのような会社を思い浮かべる方がいるかもしれませんが、そうではありません。私たちは誰も挑戦していないニッチな分野でグローバル・フード・カンパニーになることを目指しています。
「Better For You KAMEDA」とは、~からだによいものを食べ、からだを内側から健康にし、心の健康につなげる、この一連のサイクルに商品やサービスで貢献することです。
ジュネジャ氏:亀田製菓は、国内米菓事業、海外事業、食品事業の3本柱で、「Better For You」の実現を目指しています。
国内米菓事業では、減塩の「柿の種」や「ハッピーターン」を発売しています。また、「パリッカ」という玄米やハーブのチップスも発売しています。健康に役立つ新しい商品を次々と創り出しています。
海外事業では、オーガニック、ビーガン、グルテンフリーという分野に特徴があります。オーガニック、ビーガンという言葉は、日本ではまだまだ認知が低いですが、私の母国インドでは人口の半分が菜食主義者で肉を食べません。また世界中の20代~30代の人たちを中心にビーガンの方々が増えています。
食品事業では、「長期保存食」「PBF(植物性代替肉)」「米粉パン」「植物性の乳酸菌」の分野に取組んでいます。本日は、食品事業を中心に紹介したいと思います。

(3)食品事業の取り組み
● 長期保存食
ジュネジャ氏:亀田製菓グループの尾西食品は、国内の防災食品市場でシェアNo1です。
素材の構造を崩すことなく乾燥させるアルファ化という技術で、お湯や水を入れるだけで美味しいごはんやおにぎりを食べることができます。さらに5年程保存できます。
お米だけでなく、パンやクッキー、カレーなどの商品もあります。災害にあったときには、非常に暗く悲しい気持ちになると思います。災害時に少しでも美味しくごはんを食べてもらいたいという想いで、様々な災害食を開発しています。
これらの商品は、災害時のみならず、宇宙食にもなりましたし、アウトドアでも楽しめます。今後は、海外への輸出も伸ばしていきたいと考えています。
● PBF(植物性代替肉)
ジュネジャ氏:急速な世界人口増加による食料不足と畜産業による環境負荷を背景に、代替肉が注目を浴びています。米菓製造で培った食感づくりや味付け技術で「新たな美味しさ」の実現を目指し、商品を開発しています。
● 米粉パン
ジュネジャ氏:日本では年々と食物アレルギーの患者が増えています。特に幼児の食物アレルギーは10年間で2倍になっています。
そのような方々の要望に応えるために、美味しい米粉パンづくりに挑戦しています。
アレルゲンフリーで100%国産米粉の「Happy Bakery」というブランドを発表しました。アレルギーを持つ子供だけでなく、一家全員で楽しめる米粉パンを作りたいと思っています。
● 植物性乳酸菌
ジュネジャ氏:亀田製菓では1960年からお米の研究を続けていて、その一環として、お米由来の乳酸菌を研究開発しています。おそらく、これができるのは世界中で私たちしかいないと思います。この技術は、亀田製菓の大きな財産です。
玄米由来の乳酸菌(K-1)は、便通改善や肌のうるおい維持に効果があります。
酒粕由来の乳酸菌(K-2)は、抗インフルエンザや風邪の予防、抗アレルギーなどの効果があります。植物性乳酸菌は、これからの亀田製菓の食品事業の大きな柱になっていくと思います。
講演の続きは、動画をご視聴ください!

※当日のアーカイブ動画は、オンラインサービス「My鎌倉倶楽部」で受益者の皆様のみ視聴いただけます。

3.試供品の試食・質疑応答

本イベントでは、亀田製菓様から受益者の皆様に試供品を提供いただきました。
イベント申込時に希望された皆様に、事前に試供品を送付し、イベント当日に携帯おにぎり(尾西食品)を試食しました。
質疑応答では、チャットを通じた質問に加え、質問者に声で参加いただき、ジュネジャ副社長との対話を楽しみました。たくさんの質問があり、特別に時間を延長して対応いただき、たいへん盛り上がりました。
最後に以下のメッセージで締めくくり、閉会しました。

ジュネジャ氏:私たちを長く支援いただいている鎌倉投信の皆様に感謝しています。
これから亀田製菓は大きく変わろうとしています。世界中にチャレンジしていきます。これからも応援いただきたいと思います。
また、本日の質疑応答では、前向きな言葉をたくさんいただきました。
皆様の言葉を糧にして、さらに会社を伸ばしていきたいと思います。
本日は、長時間ありがとうございました。

長田:引き続き、鎌倉投信と受益者の皆で、亀田製菓さんを応援していければと思います。本日は、ありがとうございました!


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(おまけ)参加された方々のSNSでの感想を紹介します(掲載許可を取っています)

月次運用報告書「結いだより」145号掲載
「いい会社」企業情報