「日々に新たに」「笑顔は仕事」

(本記事は毎週金曜日に発行しているメールマガジンの再掲です)

最新の内容をお読みになりたい方は、メールマガジンにご登録ください。
>>登録フォームはこちら

◇◆◇━2022年4月1日━
日々に新たに
━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇

皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

鎌倉投信本社屋の裏庭に咲くソメイヨシノも花開き、今年もあっという間に新年度入りです。
鎌倉投信は、2008年11月5日に会社を設立して、今日から15期目に入りました。
独自の投資哲学や運用方針を掲げて「結い 2101」を設定したものの、当時は知名度もなく、また、お客様との直接対話を大切にしたいという想いから、銀行や証券会社を介すことなく自社のみで販売する方針としたため、直ぐには運用資産がふえず厳しい経営が続きました。
その当時、「考え方には共感するが、鎌倉投信自身の持続性は大丈夫か」、とよく質問されたものです。
おかげ様で、今では経営も安定してきました。

しかし、ここで安心しているわけにはいきません。
「結い2101」の2101とは、22世紀を表す2101年を意味します。
つまり、次なる世紀に向けて、鎌倉投信の志である「大切な私たちの資産、産業、文化、伝統を未来へ運び、新たな資産、産業、文化、伝統を創造しながら、心豊かに成長できる社会」を実現するために、当社もまた、ここから2101年に向けて発展し続けなくてはなりません。
そのためには、「結い 2101」の魅力、受益者との対話やサービスの質を高め続けること、更にはその先にある様々な取組みに向けて、日々弛まぬ進化をし続ける会社になることが必要不可欠でしょう。

現状を是とせず、
「苟(まこと)に日に新たに、日々に新たに、又た日に新たなり」
です。

これは、毎日自己を新鮮にして停滞することなく、新たな気持ちで物事に取組むことの大切さを謳った中国古典「大学」の一文で、多くの指導者や経営者が肝に銘じている言葉の一つです。
中でも松下幸之助氏が、これを引用した次の言葉は、私の心に響いています。

今年は、去年のままであってはならない。
今日は、昨日のままであってはならない。
そして、明日は、今日のままであってはならない。
万物は、日に新た。
人の営みもまた、天地とともに、日に新たでなければならない。
・・・
立ち止まってはならない。

また、同氏は、こうもいいます。

「こどもの心には私心がない。とらわれがない。・・・だから思わぬものごとの本質をつくことがしばしばである。こどもは、『なぜ』と問うて、・・・その教えを素直に自分で考えて、さらに『なぜ』と問いかえして、そして日一日と成長してゆく。大人もまた同じ。日に新たであるためには、いつも『なぜ』と問わなければならぬ。・・・繁栄は、『なぜ』と問うところから生まれてくるのである」

会社経営において慣れと惰性が支配する空気感ほどこわいものはありません。
常に、「これでいいのか」と疑問を持ち、「なぜ」という問いを深め、生成発展の道を探求し続けなくてはなりません。
そのことを肝に銘じ、新年度、「日々に新た」に全力を尽くします。

◇◆◇━2022年4月8日━
笑顔は仕事
━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇

皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

鎌倉投信本社屋の庭や隣接する山は、ハナダイコンやハナモモ、ボケなど色とりどりの草花が咲き始め、春の陽気に包まれています。
ここで仕事をする私たちも、気持ちが幾分穏やかになるのでしょうか、笑顔や雑談がふえているようです。

笑顔といえば、いつも思い出す言葉があります。尊敬する経営者がいつも口にしている言葉、

「職場において、とりわけ上に立つ者にとって、笑顔は仕事」

です。

不機嫌そうな顔、気難しそうな顔をした人には誰でも気を遣いますし、積極的に話しかけようと思わないでしょう。
逆に、同僚と笑顔で接すると、自然と心の壁が低くなり、話をしやすい関係を築くことができるでしょう。
結果として、本音の会話ができ、社内の色々な情報、とりわけ、経営に対して都合の悪い情報も伝わりやすくなるので、風通しのよい雰囲気が醸成されます。
経営者にとって、そうした雰囲気をつくることが大切な仕事なのだと教わりました。
しかし、このことを肝に銘じつつも、私自身、習慣化することは容易ではありません。

先日、ある大学院の卒業発表会で、講義での学びを経営に落とし込んで実践した成果を発表した受講生(といっても立派な経営者ですが)がいました。
その取組みの一つが、人事評価制度の見直しでした。
例えば、いくつかある評価区分の一つ、「働き方」を量る項目として、「常に明るく人に接している」「常にお礼の言葉や感謝の気持ちを表している」があることは新鮮でした。

こうした日常のさりげない行為を評価することは、「やらされ感」があり自発的なものにならない、といった否定的な意見が出やすく、制度に落とし込むことに抵抗があるものです。
しかし、同社の場合は、「仏つくって魂を入れず」ではなさそうでした。

「笑顔」や「お礼の言葉」が社風をつくる上でとても大切なことであることや、互いが意識して努力しないとあたり前にはできないことをしっかりと共有しているからでしょう。
始めた頃はぎこちなかったかもしれませんが、今では、あたり前になって社内に浸透してきている様子が伝わってきました。

仕事柄、多くの会社を観る中で、役職員の信頼感が高く、創造的なアイデアが活発に生まれる組織には共通の特徴があることに気づきます。

「挨拶、感謝の言葉、笑顔、雑談が多い」

です。

大人になると自我やプライドが強くなるからでしょうか、そうしたあたり前のことを実践しにくくなるものです。
鎌倉投信の中でも「然り」です。
以前、多くの職場を観てきた派遣社員の方から、「この職場(鎌倉投信)には、感謝の言葉が少ない」と指摘されたときは、やはりそうか、と心が痛み、あたり前を実践することの難しさを痛感したものです。

「笑顔」には、人との関係を善くする効果以外に、様々な効果が科学的に証明されています。
例えば、自分自身の健康や脳の活性化につながる効果です。
笑うことによって心がリラックスした状態になり、自律神経のバランスが整い免疫機能が正常に保たれるといった分析をよく聞きます。
つまり、笑顔は、自分の体調、ひいては仕事の能力を高める働きもあるのです。


「楽しいから笑顔になるのではない。笑顔になることによって人は健康になり、仕事や人生も楽しくなり、幸せになる」

といえるのではないでしょうか。

このところ、当社の社内でも、誰でも実践できるこうしたことを意識する社員が増えているように感じ、ありがたい限りです。
私も「笑顔は仕事」を改めて肝に銘じて、職場の皆に接したいと思います。
(本記事は毎週金曜日に発行しているメールマガジンの再掲です)

鎌倉投信がお届けする「心を結ぶ」メールマガジン。是非ご登録ください。
>>登録フォームはこちら