「最善観」「運用報告の想い出」

(本記事は毎週金曜日に発行しているメールマガジンの再掲です)

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◇◆◇━2022年4月15日━
最善観
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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

新年度に入り、鎌倉投信では、「結い 2101」の商品性の向上や投資先や受益者との関係深耕、経営基盤の強化など、様々な業務目標に向かって気持ちを新たに動き始めました。
また、この時期は、社員一人ひとりにとっても、新たな目標を設定する等、自分自身のキャリアや成長機会を積極的に考え、つくる機会でもあります。
仕事を通じて成長機会をふやす努力の積上げは人生の糧ですので、全力で応援したいと考えています。

成長機会といえば、先日、ある社外研修を受けていた社員から電話をもらいました。内容は、次のようなものでした。

「今、職場では色々な課題があるが、自分にできる最善を尽くしたい。まだ経験が浅く、発言してよいものかどうか遠慮することも多かったが、これからは自分の考えも発信していきたい」

本人の成長を感じられるこうした瞬間は本当に嬉しく、久しぶりに心揺さぶられました。また、これからの本人の成長が、とても楽しみになりました。

職場で起きる様々な出来事を自分事として受け入れ全力を尽くすことへの腹決め、「今、ここで、何が自分にできるか」に向き合う熱意と懸命さは、やり遂げる力の源であり、次なる成長へとつながる、と私は多くの人を見てきて確信しています。
また、同僚や顧客への貢献意欲を高めることにも通じるこうした姿勢は、周囲からの支援も自然と得られやすくなりますので、自分自身の仕事の成果、会社の成果、社会への貢献へとつながり、ひいては、自分にとっての最大の事業である「自分の人生」を発展・成長させるでしょう。

様々な指導者に多大な影響を与えた教育者 森信三先生(1896年~1992年)が、師範学校で教鞭をとっていた際の講和録に「修身教授録」(致知出版社)があります。
この書籍の中で、私の人生観に大きな影響を与える一節が、「最善観」です。

自分なりの解釈で簡単に書くと、次のとおりです。

「今自分にとって、一見ためにならないように見える事柄が起こっても、何らかの大切な意味があり、必然であると同時に、最善である。自分に与えられた境遇を素直に受け入れて、人を咎めたり、恨んだりすることなく、積極的に生きことが肝要である」

わが身を振返り、常にこうあることは難しい「最善観」ですが、心掛けたい価値観です。

◇◆◇━2022年4月22日━
運用報告の想い出
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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

今週、4月20日(水)、23日(土)と、「結い 2101」の春の運用報告会を開催しています。
コロナ禍に加え、ウクライナ情勢、資源価格や金利の上昇などを背景に、世界の金融市場は、不安定な状況が続いています。
こうした環境下ですので、鎌倉投信がどのような投資姿勢で運用をおこなっているか、受益者の皆様は、是非、直接話を聴いていただけるとありがたいです(当日、参加できない受益者の皆様も後日「My鎌倉倶楽部」から動画を視聴いただける予定です)。

運用報告といえば、前に勤めていた運用会社で、ある外資系企業の年金基金の担当をしていた時のやり取りを今でも鮮明に憶えています。
2000年代前半、ITバブルが崩壊し、株価が大きく値下がりし、基金で組入れていただいていた運用商品の収益率が大きく落ち込んだ時のことでした。

その状況を報告するために、私はその年金基金の運用責任者を訪ねました。
場合によっては当時預かっていた運用資金約1,000億円が解約になるかもしれない、という緊張感の中での真剣な対話でした。
そこで、私は、特に言い訳やお詫びをすることなく、淡々と次のことを話しました。

(1)投資哲学と運用方針にぶれがないこと
(2)実際にとってきた投資行動
(3)中長期の運用成果と結果分析
  (足元では、大きなマイナスを被っていましたが・・・)
(4)今後の投資姿勢において特段変更する点はないこと

その後、運用資産は減額されることはなく、逆に増額されたことに驚いたものです。
そして、その後、市場の底打ちと共に、一時的なマイナスを十分に取り戻し、期待通りの成果を提供することができました。

後日、先方の運用責任者に、「なぜ、運用成果が芳しくなかった状況下で逆に増額したのか」と質問した時の答えはとても印象的でした。

運用責任者は、このように答えたのです。
「運用力があったとしても、市場環境によって運用結果がともなわないことはある。信頼に足る運用商品であれば、そうした時こそ、投資の機会なのだ。逆境下において、自らの運用に信念を持ち続けることができるか否かが大切なのである」と。

プロの機関投資家とは、そのような視点を持つのか、と感心したものです。

鎌倉投信は、創業来、一貫して投資家との直接対話を大切にしてきました。
その理由の一つは、運用会社にとって一番大切なこと、すなわち、運用会社の経営理念や投資哲学、「結い 2101」の運用方針、実際の投資行動、その結果として得られる投資成果(投資の果実=資産形成×社会形成×豊かなこころの形成)を、結果がよい時も、芳しくない時も、丁寧にお客様に伝えるためです。

標榜していること、やっていること、結果の一貫性を、誠実に、実直に伝える努力こそが、お客様にとって長く信頼いただくための基本姿勢であり、結果として長期の投資に繋がり、資産形成に貢献できると信じています。
ぜひ、様々な運用報告の機会を通じて、こうした鎌倉投信の姿勢を感じ取っていただければ幸いです。
(本記事は毎週金曜日に発行しているメールマガジンの再掲です)

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