「目標達成への執念」「新たな試み『社会創発資本プラットフォーム2040(SCoP 2040)』」

(本記事は毎週金曜日に発行しているメールマガジンの再掲です)

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◇◆◇━2022年9月2日━
目標達成への執念
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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメールマガジンを読んでいただきありがとうございます。

先日、日本電産(「結い 2101」の投資先ではありません)の社長 関潤氏が退任することが報じられました。
これによって、社外から招聘された永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)の後継者候補は全員同社を去ることになります。

足元の業績と株価の低迷、何よりも「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」という同社の「企業文化が崩れ去っていくことへの危機感」がその理由とされています。

この記事を読んだとき、カリスマ経営者の後継者問題の難しさを改めて感じる一方で、78歳になる永守会長の「2030年に売上高10兆円を目指す」ことへの執念には、頭が下がる思いでした。

「成長なしには企業の活性化は図れない。1973年の創業時に売上高1兆円という大きな夢を掲げ、それを達成した今は、2030年に向け10兆円の売上高を目指している。とはいえ、単に規模を求める膨張論者ではない。私が目指すのは強い会社である」

「新たなビジネスへの挑戦こそが、会社を若返らせ、成長への活力を生む」

「『脱皮しないヘビは死ぬ』と言われる。企業もその成長の節目において、脱皮がその都度求められるのである」

これは、同氏の著書「経営とお金の原則」(日経BP)の一節です。

もとより、成長の定義は数字だけではありません。
しかし、私も、自社の屋台骨を太くし、変化に対応して永続できる組織にするためには、成長の節目節目で、自社の存在目的(会社の志)を達成するための核心を突く思い切った目標を立て、挑戦することが非常に重要だと思っていますので、永守氏の言葉には強く共感します。

目標達成という言葉から、久しぶりにメジャーリーグで大活躍する大谷翔平選手が高校一年生の時に作ったとされる曼荼羅チャート(目標達成シート)を眺めました。

曼荼羅チャートとは、81あるマスの中央に実現したい目標(夢)を置き、その外側のマスに、目標を達成するために必要な要素を8つ描き、さらに、8つの要素を磨くための行動をそれぞれに8つ、曼荼羅のように描いてゆくというものです。

当時、大谷選手が曼荼羅の中心に書いた夢は「8球団からのドラフト1位指名」でした。
そして、その目標(夢)を達成するために必要だと考えた8つの要素が、次のとおりです。

一、体づくり
二、人間性
三.メンタル
四、コントロール
五、キレ
六、スピード160キロ
七、変化球
八、運

高校1年という若さで、技術や体力だけではなく、人間性や運にも着目していることには驚かされます。
さらに、人間性を高めるために実践することとして「思いやり」「礼儀正しさ」「継続力」などを、「運」を磨くための行動として「あいさつ」「ごみひろい」「部屋掃除」などを挙げて努力し続けたことに脱帽します。

大谷選手の曼荼羅チャートは、目標を明確にし、日々の継続した努力を積み重ねること、小さくとも歩みを止めないことの大切さを思い起こさせる一枚です。

永守氏の記事、大谷選手の曼荼羅チャートから、高い目標を掲げて挑戦することの意味を改めて振り返る機会になりました。


◇◆◇━2022年9月9日━
新たな試み「社会創発資本プラットフォーム2040(SCoP 2040)」
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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメールマガジンを読んでいただきありがとうございます。

先日、「結い 2101」から投資する「いい会社」の一つ、マザーハウス(非上場)主催のサンクスイベント2022「meet again」に参加してきました。
同社は、バングラデシュやネパールなど、世界の貧困地域で、現地の人が現地の素材で、世界に通用するファッション・ブランドなどをつくり、(現在は)日本を中心に販売している会社です。

オンラインと並行して3年ぶりに対面開催された会場には、マザーハウスの取組みに共感する多くのファンが集い、熱気に満ちあふれていました。

冒頭、山口社長は、この催しは、「商品の裏側にあるもの、作られる過程のすべてを共有したい」との想いから創業来、毎年欠かさずにおこなっていると趣旨を伝えつつ、「企画から運営まですべて社員が手作りでおこなうサンクスイベントは、とても大変だが、この場でもらったお客様の笑顔や言葉が事業に挑戦するモチベーションになり、社内の一体感が高まる」と、3年ぶりの対面開催の喜びを表しました。

ここ数年の現実に目を向けると、コロナ禍で店舗販売は厳しい状況におかれ、多くの苦労があったことでしょう。
しかし、そうした環境下でも、新作づくりだけでなく、新たなブランド「ERIKO YAMAGUCHI」や、チョコレート等の食品事業「Little MOTHERHOUSE」を立ち上げるなど、新たな価値を生み出そうと果敢に挑戦する姿に心打たれました。

マザーハウスが生む新たな価値が、世界に通用するブランドづくりを通じて、世界から貧困をなくすことだとすれば、鎌倉投信が生む価値とは、主に上場企業の株式に投資する公募の投資信託「結い 2101」と、スタートアップを育成・支援する有限責任投資事業組合「創発の莟」(機関投資家等の特定投資家を対象とする私募)の二つの運用商品の運用・販売を通じ、「いい会社」を発掘し、「いい会社」の発展成長を応援することによって「投資家の資産形成と社会の持続的発展に貢献すること」にあるといえるでしょう。

そして、今月、「いい会社」を発掘するだけではなく、さらに一歩踏み込んで、社会を創発する可能性を秘めた多くの事業がゼロから生みだす「社会創発プラットフォーム 2040(SOCIAL Co-Creation Capital Platform 2040,略称:SCoP2040)」を株式会社Warm Heart Cool Head(代表 山崎大祐,株式会社マザーハウス代表取締役副社長)と志を共にして立ち上げます。

創発とは「個々の相互作用によって、単純な総和にとどまらない新たな秩序やシステムが社会全体として現れること」をいいます(鎌倉投信の定義)。

SCoP2040では、多様なプレーヤーと協業してビジネスを実践しながら、一人ひとりの意識や思考、行動に変化をもたらし、既存の社会システムや概念の変革へとつなげる。こうした社会を創発するビジネスが次々に生まれる場として形成し、これからのいい社会づくりに向かって貢献することを活動の目的とします。

具体的には、社会の課題やスタートアップの現状、創発についての基礎、既に社会創発に取り組む企業などの先行事例を学んだり、さらに本気で起業を志す起業家向けには、ゼミ形式で徹底的に事業計画を練り上げたり、最終的に、それを実践する場として各種プログラムを提供する計画です。

世界人口の1/3以上がZ世代となる今、世界ではビジネスに対する価値観が大きく変化しています。
日本国内においても2020年から教育方針が大転換し、ソーシャルネイティブ、デジタルネイティブ世代が、これまで日本人が積極的に身につけてこなかった探究力と創造力を鍛え始めています。

鎌倉投信は、こうした新しい世代のパワーと、これまで懸命になって社会を創り上げてきた世代の英知が融合し、創発に向けた志を最大限に発揮できる日本社会へ転換することが、今年誕生する子供たちが成人を迎える2040年に向けて必要不可欠なアクションだと考えます。

この取り組みの結果として、将来、「創発の莟」や「結い 2101」からの投資につながる「いい会社」が出てくるといいですね。

まずは、9月14日(水)と20日(火)に誰でも参加できる「オープンクラス」を開催します。
起業やSCoP2040に興味のある方、社会を創発に導く会社のことを知りたい、という方は是非ご参加ください。共に豊かな社会を創造していきましょう。

「SCoP2040」オープンクラスの詳細および申し込みはこちらから↓↓↓
https://a01.hm-f.jp/cc.php?t=M1006123&c=564940&d=751b
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