2020年04月10日(金)
運用で失敗しないために大切なこと(その16)
毎週発行しているメールマガジンの内容をブログ形式で発信しています。
お楽しみください。
お楽しみください。
皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。
先週のメルマガで、「結い 2101」の運用開始から丸10年が経過したことを伝えました。この10年間の運用成績は、投資収益率6.1%(年率換算)、価格変動リスク9.6%(年率換算)、安定性の指標であるシャープ・レシオ(リスク1単位当たりの投資収益率:投資収益率をリスクで割った指標)は、0.6でした。格付投資情報センターの評価指標となる、この安定性指標で比較すると、同社データ245ファンドの中で第6位という成績でした。トップには及びませんでしたが、10年間の運用成績で上位に位置することができました。
先日、「結い 2101」を設定し、運用を始めた当初から大切なお金の運用を託してくださった受益者に、メールと手紙で感謝の言葉を伝えたところ、様々な返礼メッセージをいただきました。そうした言葉の中から感じることは、お金の運用にも一人ひとりの人格が現れる、ということです。
私は、運用を含めて、お金について考えることは、「生き方」について考えることにつながると思っています。将来の人生設計を考えるということに留まらず、お金そのものが、「命」、すなわち人が歩んできた一日一日の生き方の中から生まれるものだと考えるからです。命の使い方の積み重ねから生まれたお金を、何に使うか、どのように使うか、どのように運用するかと、人が長い人生の中で培ってきた価値観や人生観と無縁ではないと思うのです。違う角度から観れば、お金の使い方で、価値観、人生観が変わったり、深まったりすることもある、と思うのです。そのことこそが、鎌倉投信が定義する「投資の果実=資産形成×社会形成×こころの形成」でいうところの「こころの形成」にあたるのかもしれません。
今回のシリーズ『運用で失敗しないために大切なこと』の中で幾度となく伝えてきたとおり、運用における最大の成功要素は、「持続力」です。そして、その運用が、一人ひとりが大切にする価値観や人生観(運用会社でいえば、経営理念や投資哲学)に深く根差したものであれば、ぶれのない運用姿勢につながり、持続性を生む力となり、よい結果につながるでしょう。
創業10周年にあたり、受益者の一人が自身のブログでこんなコメントを寄せてくださいました。
「社会に必要とされ、会社に関わる人たちを幸せにし、持続可能な社会に貢献する『いい会社』に投資することは、社会全体のためになるし、私たち受益者の資産形成と心の成長にもつながる。この鎌倉投信の考え方は、投資やお金に対する私の価値観を根本的に変えることとなりました。『意志あるお金は社会を変える』という好きな言葉も鎌田さんの言葉ですし、非上場のいろんな『いい会社』の経営者の話を聞いたり、NPOに寄付したりするようになったのも、元をたどれば鎌倉投信が大きな契機です」
とても嬉しい記事でした。これ読んで、運用や投資とは、自分が本来大切にしたいと思う心や、自身の内面にある生きる喜びの源に気づくきっかけにもなるのだ、と感じました。お金は、モノやサービス、人との出逢い等、様々な「縁」をつなぐものです。究極の「縁」とは、自分自身の内なる想い、生き、仕事をする上で根幹をなす価値観にふれる機会であり、『運用で失敗しないために大切なこと』とは、突き詰めると、「自分が大切にする価値観に根差したお金の配分をおこなうこと」なのかもしれません。
鎌倉投信の「志」は、「三つの『わ(和・話・輪)』を育む場の創造」です。受益者の皆さんが、「結い 2101」の保有をきっかけに、今まで出逢うことのなかった様々なことに出逢う「場」になること、「縁」つなぎができたら嬉しいです。そして、これからも「投資家の資産形成と社会の持続的発展の両立」に貢献できるよう全力を尽くします。(おわり)
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。
先週のメルマガで、「結い 2101」の運用開始から丸10年が経過したことを伝えました。この10年間の運用成績は、投資収益率6.1%(年率換算)、価格変動リスク9.6%(年率換算)、安定性の指標であるシャープ・レシオ(リスク1単位当たりの投資収益率:投資収益率をリスクで割った指標)は、0.6でした。格付投資情報センターの評価指標となる、この安定性指標で比較すると、同社データ245ファンドの中で第6位という成績でした。トップには及びませんでしたが、10年間の運用成績で上位に位置することができました。
先日、「結い 2101」を設定し、運用を始めた当初から大切なお金の運用を託してくださった受益者に、メールと手紙で感謝の言葉を伝えたところ、様々な返礼メッセージをいただきました。そうした言葉の中から感じることは、お金の運用にも一人ひとりの人格が現れる、ということです。
私は、運用を含めて、お金について考えることは、「生き方」について考えることにつながると思っています。将来の人生設計を考えるということに留まらず、お金そのものが、「命」、すなわち人が歩んできた一日一日の生き方の中から生まれるものだと考えるからです。命の使い方の積み重ねから生まれたお金を、何に使うか、どのように使うか、どのように運用するかと、人が長い人生の中で培ってきた価値観や人生観と無縁ではないと思うのです。違う角度から観れば、お金の使い方で、価値観、人生観が変わったり、深まったりすることもある、と思うのです。そのことこそが、鎌倉投信が定義する「投資の果実=資産形成×社会形成×こころの形成」でいうところの「こころの形成」にあたるのかもしれません。
今回のシリーズ『運用で失敗しないために大切なこと』の中で幾度となく伝えてきたとおり、運用における最大の成功要素は、「持続力」です。そして、その運用が、一人ひとりが大切にする価値観や人生観(運用会社でいえば、経営理念や投資哲学)に深く根差したものであれば、ぶれのない運用姿勢につながり、持続性を生む力となり、よい結果につながるでしょう。
創業10周年にあたり、受益者の一人が自身のブログでこんなコメントを寄せてくださいました。
「社会に必要とされ、会社に関わる人たちを幸せにし、持続可能な社会に貢献する『いい会社』に投資することは、社会全体のためになるし、私たち受益者の資産形成と心の成長にもつながる。この鎌倉投信の考え方は、投資やお金に対する私の価値観を根本的に変えることとなりました。『意志あるお金は社会を変える』という好きな言葉も鎌田さんの言葉ですし、非上場のいろんな『いい会社』の経営者の話を聞いたり、NPOに寄付したりするようになったのも、元をたどれば鎌倉投信が大きな契機です」
とても嬉しい記事でした。これ読んで、運用や投資とは、自分が本来大切にしたいと思う心や、自身の内面にある生きる喜びの源に気づくきっかけにもなるのだ、と感じました。お金は、モノやサービス、人との出逢い等、様々な「縁」をつなぐものです。究極の「縁」とは、自分自身の内なる想い、生き、仕事をする上で根幹をなす価値観にふれる機会であり、『運用で失敗しないために大切なこと』とは、突き詰めると、「自分が大切にする価値観に根差したお金の配分をおこなうこと」なのかもしれません。
鎌倉投信の「志」は、「三つの『わ(和・話・輪)』を育む場の創造」です。受益者の皆さんが、「結い 2101」の保有をきっかけに、今まで出逢うことのなかった様々なことに出逢う「場」になること、「縁」つなぎができたら嬉しいです。そして、これからも「投資家の資産形成と社会の持続的発展の両立」に貢献できるよう全力を尽くします。(おわり)
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