初めの一歩を踏み出そう

倉敷で「初めの一歩を踏み出そう コツコツ長期投資セミナー “自分の自立”と”お金の自立”」
というセミナーに講師役で参加してきました。

セゾン投信の中野社長と一緒でした。

20名程が江戸時代中期の屋敷を再現した倉敷物語館という素敵な空間に集い、とても熱心に勉強されていました。

最近長期投資を学ぶ人達に共通するものを感じています。
それは、人柄が良く、生き方が前向きであるということです。ネガティブ思考の人がいないのです。
長期投資と前向きな思考性とはある種の相関性がある、その根本は利他の心である。
そんなことに関心を持って観ています。

今日のセミナーは、投資やお金に関わるセミナーですが、もっと広い概念で”一歩を踏み出す”. “自立” というものを考える機会となりました。

人は、自分で勝手に自分に枠をはめています。
無理、どうせ、だって、自分には…とつい口にしてしまいがち。
何やかやと言い訳をつくって、何もしないことを選択してしまうのです。
なぜ?
怠惰な心、失敗に対する恐れ、否定に対する恐怖が、一歩踏み出そうとする自分を躊躇させるからです。

それを克服するのが、「目的」と「◯◯」です。
自分は何のために誰のために生きているのか…行動の中心をそこにおくことです。
今日のセミナーのテーマ、「自立」とは、目的の中に生きるということだと思い、そんなメッセージを伝えました。

セミナーの主催者、コーチングをやっている石井さんは、もともとは高校を卒業して工事現場から社会人としての一歩を踏み出した方です。決して恵まれた環境ではありません。

その石井さんが今の生き生きとした自分に至る、その「一歩を踏み出す」ということについてとてもいい話しをしてくれました。

それはこんな話しです。

石井さんは、長期投資を始める前、株式の短期売買に熱中していたそうです。結果はうまく行きません。ある時、自己の利益ばかりを求めて投機を繰り返す自分に気づき、石井さんにとって雲の上の存在だった竹田和平さん、澤上篤人さんにどうしても会いたくなります。でもとても会いに行くこと、電話をする事ができません。そこで、何とか勇気を出して自分の思いを綴った手紙を出したのだそうです。

よもや返事が来るとは思わなかったそうです。ところが、それをきっかけに、それから二年後、夢にみた和平さんと澤上さんの対談本を出版するまでになったのです。想い、思考が現実化したのですね。

和平さんは、ご自身と同じ誕生日に生まれた子供に金貨をプレゼントします。
その子供が大きくなった時、自分は祝福されて生まれてきたことを感じてほしいからだそうです。

その話しに心打たれた石井さんは、自分もやりたいと考えます。
でもお金がありません。
そこで自分にできる小さな一歩を考えます。
折に触れ本をいろいろな人にプレゼントし始めるのです。
その結果、自分が人に与えるもの以上のものがかえってくるようになったそうです。

こんな話を通じて石井さんは、小さな一歩は、そこに利他の心があれば自分が想像もしない大きな一歩になることを伝えて下さいました。

今度石井さんは、昨年岡山名物の吉備団子を色々な人に配りながら日本全国を歩いた出会いの旅を、ご自身の本にして出版するそうです。

自分にできる小さな一歩!

皆さんも是非、踏み出してみてください。