今できることに全力を尽くす

東北関東大地震で被害にあわれた皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、多くの訃報にふれ、ご遺族、関係者の方々の心痛をお察しいたします。

鎌倉投信では、想定し得るあらゆる可能性を考え、昨日早朝から日常業務に支障が生ずることがないよう全力を尽くしています。

今回の甚大な被害を目の当たりにし、心の奥底に鉛のような塊があります。しかし、こうした厳しい状況の中で、社員一人一人が早朝から出社し、お互いの役割を確認しながら責任を全うする姿を見ると、希望を感じます。

社員だけではありません。取引先の方々にも業務スケジュールの調整等、多大なご尽力を頂いています。鎌倉投信のような小さな会社に対しても最善を尽して下さる皆さまに、本当に感謝の気持ちで一杯です。
お客様からも不安を訴えるような電話や解約は一切なく、むしろ応援のメッセージを頂いたりご入金が相次いだりしています。腰を据えて日本や投資先の会社、鎌倉投信を応援いようとして下さる多くの方に支えられていると思うと、思わず胸が熱くなりました。

被災地域にお住まいのお客様からは、無事を知らせるメールも頂いています。また今朝ほど、東京電力にお勤めのお客様からこのようなメールを頂きました。

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この度は、福島原子力発電所ならびに火力発電所の設備で被害を受け、発電不能による電力供給不足で、多々ご迷惑をお掛けしております。

通勤電車での混雑、いつ目的地に着けるかのご不便、自分たちの周りがいつ停電となるのか明確に情報提示できない、鎌倉投信さんへの業務負担(苦情対応)で、苛立つ苦痛を多く与え、東京電力に勤めている身として、本当に申し訳ない限りです。・・・・
福島原子力発電所向けの電源供給を仮復旧する為、本日夜間に私の勤めている事務所より、社員が福島に向け大型車両の移動式仮設変電機器を運転して向かいます。
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こんな大変な時にも拘わらず、私たちを気遣って下さる想いに胸打たれました。

この試練を懸命に乗り越え、一日も早い復興を願い行動する姿が、私たちの周りだけでも沢山あります。

人にはそれぞれ役割・使命があります。
それを今、全力で全うすることが震災にあわれた方、今不安や心痛に苦しむ日本人への励みにもなると強く信じています。

鎌倉投信は、日々の業務を滞りなく遂行すことに全力を挙げています。また、「結い 2101」の運用では、運用責任者の新井を中心に、この影響を最小限にするために市場と対峙しています。

今日も、お亡くなりになられた方の魂の安寧と被災された方への希望をひたすらに祈りつつ、私たちの役割を全力で全うしてまいります。