長期投資家は社会に貢献する

資産運用部を中心に投資先の26社について日々リスクアセスメントを行っています。今のところ状況に変化はなく、大震災による影響は小さい模様です。

「日本にほんとうに必要とされる”いい会社”」であること、色々な困難を克服する経営力を有すること、取り組んでいる事業の将来性・安定性に何ら揺らぎはありません。

私たちは、予測が困難なリスクにベット(賭ける)ことはいたしません。外的要因で株価が下落したのであれば、その要因を冷静に分析します。そして、”いい会社”の評価が変わらないのであれば、しっかりと投資をし応援していくつもりです。

昨日の会議で新たに投資先を1社加えることにしました。
ニッチな分野で世界的にその技術が高く評価されている「匠」の”いい会社”です。
以前から検討していましたが、今回のショック安で株価が値下がりし、投資の魅力度が高まったと判断したからです。

確かに今回の大震災の経済的、社会的ダメージは甚大です。そのため、不安心理が増幅し、市場は乱高下します。しかし、本質的に価値のあるものが価値のないもに変わったり、なくなったりすることはないのです。

投資とはお金を”価値あるものに変えること”です。
私たちは平常心で、「価値ある”いい会社”」に心を込めて投資をし運用して行きたいと思います。

大変ありがたいことに震災後のパニック売りの状況の中でも、「結い 2101」のお客様の売却件数はゼロ、入金件数は設定来で最も多い水準で推移しています。
腰の据わった長期投資家が多いことに心から感謝しています。

今、日本がこの困難な状況に直面する中で、経済の血流を止めることは致命傷になりかねません。長期投資家のこうした行動を見ていると、投資は自己の利益追求だけではなく、社会的利益にも間違いなく貢献していることを改めて感じています。

一日一日、少しずつでも改善することを願い、自分たちの役割を一生懸命努めてまいります。

一日一日、庭先の桃の花も奇麗に咲き始めました。