未来工業 1億円震災義援金について思う

今回の震災で未来工業が一億円の義援金を贈ったことは既にいろいろなメディアで報じられています。

驚いたことに義援金を贈ることについては、経営は全くその方針決定に関与していないそうです。あくまで社員が総意として決めたこと。会社は会社として支援策については考えなくてはならないと瀧川社長がおっしゃられてました。

今年未来工業は、45周年の記念行事として特別な海外旅行を企画していました。社員さんの中からプロジェクトメンバーが選ばれ随分時間をかけて企画を練り上げていたようです。

例えば、エジプトのピラミッドを貸し切ったり、クイズ50問全問正解者には、180日の休暇をプレゼントする等です。

ところが、残念というか見方によってはラッキーというかエジプトの混乱の影響で計画が頓挫。そこで、”常に考える”社員さんは、企画を急遽変更し、7月にマレーシアを訪れることにしていました。この記念行事を社員の皆さんはとても楽しみにしていて、とても盛り上がっていたようです。

しかし、今回の大震災の被害の甚大さ、未来工業の茨城工場や仙台営業所も被害を受けている状況の中で、この一億円は旅行に使うお金ではないと社員さんが自主的に判断し、経営に申し入れて来たそうです。

社員の皆さんは、人として正しい判断をされたと感心しました。お金に色はありませんが、この一億円は、会社経営者がトップダウンで決める義援金とは思いの深さが違うと感じました。

未来工業さんは、とてもケチな会社です。お金を使うかどうかは、「価値を生むかどうか」の一点で判断されます。この義援金が、とても大きな価値を生むことを願ってやみません。