プレジデントインタビュー VOL.5

ライブレボリューションの経営者向けメールマガジン「プレジデントインタビュー」(計6回)
に掲載された鎌田のインタビューです。

4つの資質

【増永】 鎌田社長ご自身の経営について教えてください。

そうですね、経営自体は当然のことながら大変ですよね。
ただ想定外ということは、これまではまだありません。

具体的に何が大変であるかというと、当社のようなビジネス―金融ベンチャー、とりわけ比較的公共性の高い公募の投資信託を扱うとなると、それなりにたくさんのコストがかかります。
この道のプロフェッショナルと呼ばれるような人材を揃えなければならないし、システム面でも投資が必要です。
その他にも最低限必要な運営コストが、非常に高いのです。
だから役所から認可をいただけるまでに、1年ほどかかりました。

最初のうちは利益がなくても、人件費は必ず発生するじゃないですか。設立時点から、高いコスト構造になってしまっているので、安定するまでなかなか辛いところでした。

その他事業的に難しいところは、利益の出るところまでもっていくのに時間がかかるというところです。
私たちはお客さまとの対面での信頼関係を築くことを重視して、直接販売を行なっておりますが、メリットがある一方でデメリットもあります。

それは、短期間で一気に集客をするというやり方には適していないということ。
じわじわと口コミでの広がりは期待できますが、即時性はないんですね。
だから事業が軌道にのるには、時間がかかってしまうのです。
これが私たちにとっては、最大の苦労にもなります。

いい面と悪い面、両方があるのは仕方ありません。ただ私たちがやっている事業は時間がかかるけれども、非常に良質なお客さまが集まる―大きなメリットがあるので、ここは踏ん張りどころであると認識しているんです。

● 多くの「いい会社」を見てきて、そこに何か共通するようなことがあれば、ぜひ教えてください。

経営者を見ていると、いくつかの共通点が発見できます。
まずひとつは、すさまじい使命感を持っているということ。
当然のことのようにも感じるかもしれませんが、実際には使命感のないような経営者もいますからね(笑)。
自分たちは何のためにこの事業をやっているのか―ここをきちんと腹に落として経営をしている経営者は意外と少なくて、素晴らしい会社の経営者はこれができているのです。
素晴らしい会社の経営者の方と話していると、会話の中に「感謝する」というキーワードがたくさん出てくるんですよ。

次に、感謝の気持ちを持っていることを挙げます。
素晴らしい会社の経営者の方と話していると、会話の中に「感謝する」というキーワードがたくさん出てくるんですよ。
社員さんやお客さま、地域社会に対して常に感謝する。そうした姿勢と言葉が、ごくごく自然と話の中に出てきています。

3つめは、真面目さですね。ものすごく勉強熱心で、その向上心には際限がありません。
たくさんの本を読まれているし、他社の経営者についても勉強されている。
そうした点は、尊敬すべきところです。そして最後に、謙虚さ。

素晴らしい会社を経営されている経営者の方を私なりに見てきて、これら4つの資質を持ち合わせているところが、共通していると思います。
個人的にも、そういう本物の経営者を見て学びたいと思うんです。

会社組織全体で見た場合には、やはり社員さんが生き生きと、そして希望に燃えて働く―そうした雰囲気を感じます。

私自身も、そうした会社で働きたいと思うので、参考にしながら少しずつ自分たちの会社にも取り入れていきたいと思っているんです。
たとえば、社員満足度や社内教育について今後どう進めていくか・・・そういうプログラム作りに社内で取り掛かり始めたところなんですよ。

今、社員一人ひとりがどう働くべきかということが、とても大事であると感じています。
それは単に社員を甘やかすというのではなくて、彼らの能力をどうすれば最大限に発揮することができるのか。
この視点を持って、いろんな会社さんを参考にしつつ仕組みづくりを考えています。

つづく