マザーハウス「社会性とビジネスを両立させる第3の道」(最終回)


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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。

いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

最近、上場企業などの統合報告書等で「マテリアリティ」という聞き慣れない言葉を目にします。「マテリアリティ」とは、事業が社会課題に対してどのような影響を与えるかを評価し、取組むべき「重要課題」を企業が認識し、表明するものです。これを、投資家は、SDGsやサステナビリティへの
対応を評価するための非財務情報として活用する向きも出始めているようです。
そもそも、企業が掲げる経営理念やビジョン、ミッションそのものには、通常何らかの社会的要素が含まれますので、これに加えて、ESGやSDGs、更にはマテリアリティというのは、それを実践する社員にすれば、分かりにくく、「仏つくって魂入れず」になりかねない、と懸念します。あれもこれもではなく、シンプルさが大切だと思います。

ただ、こうした事例にもみられるように事業性を前面に打ち出してきた企業が、
この10年間で一気に社会性を意識するようになる一方で、社会性を創業の精神に据える
マザーハウスさんが、逆に社会性を敢えて謳うことなく事業性で勝負し、社会性にインパクトを
与える存在になるなどの事象もありました。こうしたこの10年の動きを踏まえながら、
今回の鼎談の最後のお題「社会性とビジネスの未来」について考えると、
「社会性と事業性の垣根はもはやなく、両者は既に共存している」と
言い切ってもよいのではないでしょうか。

そこで、そもそも「社会性とは何か」、を考えると、私は、「人が、人と、更には(人同士の営みとしての)社会と、更には自然と、よりよい関係を築くこと」ではないか、と思っています。
会社経営において、事業性と社会性の垣根がなくなるということは、金銭価値、物質価値の
拡大を目的としていた資本主義のあり様が、大小さまざまな関係性の劣化を招いた結果、
そうした関係性の再構築に向かいはじめていることだと感じます。
そして、経済性と社会性をつなぐ存在、更にいえば人と社会をつなぐ存在が「企業」であり、
「人・社会・自然とのよいつながりを如何につくるか」が、企業の社会的責務だと思います。

同社代表兼チーフデザイナーの山口さんは、著書の中で資本主義について、次のようにまとめています。
「企業が『よりよい社会』に対してコミットする。本業のビジョンとして『よりよい社会とは何か』を描く。それが、人間が次に進むべき新しい資本主義の形ではないだろうか」
社長が代わっても、社員が代わっても、企業の中で受け継がれるものがビジョンです。「本業のビジョンとして何を描くか」の大切さを唱える、山口さんのメッセージは、シンプルですが本質的であり、同じ経営者として肝に銘じておきたい言葉だと感じました。(おわり)

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