運用で失敗しないために大切なこと(その5)


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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。

いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。
先週のメルマガで、運用で失敗しない人に共通する点の一つ目に、
「時間軸が長い → 目先の損得に一喜一憂しない(長い目でみる)」
を挙げました。
今回は、運用において最も重要なこの点について、補足したいと思います。

年金基金や金融法人等、運用を職業とするプロの機関投資家と比べて、個人投資家が有利な点といえば、「決算がない」ことでしょう。
機関投資家は、「年間で〇%のリターンを達成する」といった運用成果を求められるのに対し、
個人投資家の場合、決算期という概念がなく、仮に年間の運用成果がマイナスであっても気にすることなく、
長期目線に立った運用ができる、という大きな優位性があります。
では、なぜ、時間の長さを味方につけることが成功を引き寄せるのでしょうか。
その要因となる2つの重要な背景が「運用収益率の規則性による効果」と「複利による資産価値の増幅効果」です。

多くの人が買い時、売り時で迷うように、運用の成果は、実際の売買タイミングによって異なります。
しかし、短期的にみればタイミングが悪く、「失敗した」と感じても、保有期間を十分に長くとることによって期待した成果に近づく(収斂される)、
というのが長期投資の規則性による効果です。

一例ですが、投資信託協会のHP(投資信託を学ぼう「第3回 長期投資のメリットとは」)に掲載されている、
日本の株式市場の過去40年間における保有期間別の収益率分布【図表2】を例にとってみましょう。
(ご参考) https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/specialist/vol_03/  

ここでは、過去40年間の中で、保有期間1年の場合の収益率は、投資のタイミングによって
最高72.1%、最低-24.8%と、その差は実に100%近くあるのに対し、それが20年間になると
年平均で最高20.5%、最低4.4%、上下の差は16.1%に縮まり、さらに30年間保有した場合は、
同様に最高12.8%、最低6.8%、上下の差は6.0%に収斂しています。
つまり、運用する期間が、1年、5年、10年、20年、30年と長くなれば長くなるほど、
運用結果は安定する傾向(規則性)があるのです。

「運用において『時間』は、『アルキメデスの梃子(てこ)』と同じである」と表現して、
運用における「時間の長さ」の優位性を唱えた「チャールズ・エリス」は、資産運用の世界で

賢人の一人と言われています。
そして、私を含めて、運用に係る多くの人は、そのことを実感しているでしょう。
チャールズ・エリスが名著「敗者のゲーム」(東洋経済新聞社)で
「長期投資家にとって、短期リスクは心配無用」というように、
運用期間を十分に長くとれる個人投資家だからこそ、この規則性を上手く味方につけることによって、
短期の変動リスクを許容し、逆に長期の運用成果につなげることができるのです。

次回は、複利の効果についてお伝えします。(つづく)

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