運用で失敗しないために大切なこと(その6)


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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。

いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

先週のメルマガでは、個人投資家は、機関投資家と比べ、決算期という概念がなく、長期目線に立った運用ができること、そして、その優位性を利用して、
「運用収益率の規則性による効果」を味方につけることができるとお伝えしました。
今回は、長期投資のもう一つの効果、「複利による資産価値の増幅効果」についてです。

例えば、100万円を毎年5%で運用できたと仮定します。
この場合、1年後に、資産が5万円ふえて105万円になります。
その時点で、増えた5万円を引出してしまうと、元本は100万円のまま変わりません。
そして、2年目にふえる資産も5万円です。
一方で、翌年ふえた5万円を引出さずに105万円を運用し続けると、2年目にふえる資産は、
105万円×5%の5万2,500円、10年目は約8万円、30年目は約21万円、50年目は約55万円になります。
これが「複利効果」です。

ここで、複利による資産価値の増幅効果を運用利回り毎にみてみましょう。
運用利回り 10年目 20年目  30年目  50年目  100年目
0.1%:  101万円 102万円 103万円 105万円  111万円
1%:   110万円 122万円 135万円 164万円  270万円
3%:   134万円 181万円 243万円 438万円  1,922万円
5%:   163万円 265万円 432万円 1,147万円 13,150万円

※上記数値は、あくまでも想定利回りに基づいたシミュレーション(概算)を通じて参考データを提供する目的のものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。
投資は、元本および利益保証はありません。各運用利回りは仮定のものであり、将来の収益率を保証するものではありません。必ずしも正の収益率が得られるとは限らず、負の運用利回りには元本割れの可能性があります。

ここから、複利には3つの効果が観てとれます。
1.単利に比べると複利の方が、利殖効果が大きいこと
2.わずかな利回りの差が長期間では大きな差になること
3.年を経過するごとに資産の増幅額が加速度的に増すこと

これが、これがお金の運用において、時間は「アルキメデスの梃子」といわれる所以です。

先のメルマガで紹介したチャールズ・エリスの名著「敗者のゲーム」(日本経済新聞社)の中に、このような中東のおとぎ話が書かれています。

ある中東の王様が自分の帝国の危機を救った将軍に感謝して、望みの褒美をとらせると云いました。
すると、将軍は、「チェッカー盤(縦横8マス)1枚に1ますに小麦1粒、次のマスに2粒と、2倍に増やしながら順番にマスに埋めて、それをくださいと」だけお願いしました。
王様は喜んでその提案を受けいれました。どんなものでも64回倍増させれば際限なく膨れ上がります。
その時、王様は、複利の恐るべき効果を知らなかったのです。盤一枚の小麦の総量は、帝国全体の富を遥かに上回るものになり、
王様は帝国のすべてを将軍に差し出した、という顛末です。

アインシュタインは、「人類の最大の発見は、複利の考え方」だといっていますが、私たち個人投資家もその法則をシンプルに実践したいものです。
次週は、「リスクがリターンを生み出す」ことについて伝えたいと思います。
(つづく)
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