運用で失敗しないために大切なこと(その13)


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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

今週は、先週に続いて資産の配分(分散)の考え方についてお伝えします。
資産の配分を決めた後の運用戦略(実際に投資する運用商品)の配分(分散)を考える際の大枠として「インデックス運用」と「アクティブ運用」を改めて考えたとき、個人的に懐かしく思い出されるのが、1996年に、ある大手企業年金基金に提案した「コア・サテライト運用」です。当時は、国内ではまだ例のない資産配分の手法でしたので、とても印象に残っています。

年金基金といえば、資産運用の世界でも先駆的な運用管理の手法を実践する投資家です。しかし、1990年代半ばまでの日本では、年金基金から運用を委託された運用会社が、各社独自の市場見通し(その予測の多くは外れるのですが・・・)に基づいて国内株式、国内債券、外国株式、外国債券等の資産配分をおこない、資産毎の運用も各社が任意に運用するいわば『お任せ運用』、よくいえば『バランス運用』が中心でした。

しかし、運用環境が厳しさを増す中で、複数の運用会社が似たり寄ったりのバランス運用をおこなっていました。年金基金の運用資産は巨額ですので、ひとつの運用会社に全額を任せるのでなく、複数の運用会社に委託をします。運用会社はそれぞれリバランスをおこなうのですが、年金基金の運用資産全体でみれば、無駄な取引が生じたり、運用の中身が曖昧で運用者の得意・不得意が判別できなかったり、年金基金の財政状況に応じて求められる資産配分との整合性が図れていない、等の問題がありました。

そこで、年金基金が自身で基本となる資産配分(ベースラインアセットミクス)を決め、その資産配分(分散)を低コストのインデックス運用で再現しつつ、資産毎に特徴のあるアクティブ運用を組み合わせて付加価値を追求する、という運用管理の枠組みが浸透し始めました。これを「コア・サテライト運用」といい、インデックス運用を核(コア)にして、アクティブ運用をその周辺に散りばめることから「インデックス・コア+アクティブ・サテライト運用」ともいわれます。これにより、年金基金の運用管理能力と運用会社の専門性が高まり、年金資金の運用効率が大きく向上したのです。

この資産運用の枠組みは、考え方自体は特段難しいことではないので、個人の資産運用でも用いられる機会がふえていると感じます。
例えば、先の年金基金のケースを個人に当てはめると、

1.まずは、販売会社が薦めるまま、運用商品を買うのをやめる ≒ お任せではなく、自分のお金は自分で管理する
2.(メルマガのコラム本シリーズ10以降で示したように)自分のプランに合った資産配分(分散)や収益特性を持つ運用商品をコアの運用商品に据える
3.特徴のある運用商品や自分の考え方に合った運用商品、個別に応援したいような企業の有価証券等をサテライトとして散りばめる
といったイメージになるでしょう。

この考え方に沿って、鎌倉投資が設定・運用する「結い 2101」を位置づける場合、リスクを抑制しつつ長期的に安定した運用成果を目指す特性に鑑みてコア運用の対象として位置付けることもできます。また、インデックス運用をコアとして位置付けながら、「いい会社」に投資するという独自の運用戦略をサテライト運用として位置付けることも可能でしょう。皆様の投資の目的(何のためにするのか)や目標(時期や目標金額など)を踏まえて検討すればよいのではないかと思います。
(つづく)

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