観光立国への道


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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。


22日、通常国会が182日間の会期を終えて閉会しました。注目された法案の一つ、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案も、可決・成立しました。政府は、様々な問題が指摘される中で、インバウンド観光による経済活性化の目玉としてIRを位置づけ、一貫してその意義を強調してきました。しかし、日本国民は、数多あるカジノの中から日本の地を選んでくれた外国人に、本当にカジノを楽しんで帰ってもらいたい、と願っているだろうか、と素朴な疑問を持ちます。大半の国民は、「否」ではないでしょうか。

今年の訪日観光客数は、3千万人を超える見込みで、当初の目標を大きく上回ります。しかしながら、問題は、数ではなく観光の質でしょう。私が暮らす鎌倉への来訪者も年々ふえて、知名度の高まりを実感します。それ自体は結構なことですが、スシ詰めの電車やバス、人気寺院の長蛇の列、イモ洗い状態で街中を歩く様子をみると、心境は複雑です。「鎌倉のよさが伝わっている」とは思えないからです。他の人気観光地も、似たような状況ではないでしょうか。

一方で(数は少ないが)、外国人が長期滞在したり、何度も訪れたりする等、深く印象を残す静かな観光地も点在します。私が知るそうした地にあるものといえば、四季ごとに移り変わる自然の美、豊かな食文化、もてなしや助け合いの精神、等の普段の暮らし向きでしょう。「訪れる外国人は、そうした暮らしを大切にしてきた日本人を尊敬し、日本を好きになる」と、ある宿の主人に教えられた言葉は、とても印象的でした。

このような状況を鑑みると、本法案に代表されるように「いかに海外から観光客を呼込み、いかにお金を落としてもらうか」を目的とした議論には違和感を覚えます。「日本の本当のよさを、いかに感じて持ち帰ってもらうか」という視座の上にたった議論が大切だと感じます。

「観光」という言葉は、易経の「国の光(よいところ)を観る」に由来するといわれています。日本人が、大切に育み、後世に残したいと思う「国の光」とは何か。日本人自身へのその問いの中にこそ、付加価値の高い日本ならではの観光立国への道がひらける、と思うのです。


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