「関係性」という社会資本


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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。

資産運用部長を兼務したことをきっかけに、最近、「結い 2101」の投資先への訪問をふやしています。投資先で働く皆さんの様々な取組みの深化や変化を感じたり、投資以外に私たちが貢献できることはないか、などを考えたりする貴重な機会にもなっています。

先日、東日本大震災の被災地宮城県南三陸町に赴き、産業廃棄物のリサイクルや地域資源の価値化に取組むアミタHD(JASDAQ上場 本社:京都府)の興味深い活動を視察してきました。その活動とは、アミタをはじめ、大手ソフトウェア会社、地元企業、町役場など、地域が連携し、一般ごみを100%資源化する試みです。「MEGURU STATION」と呼ばれる、人が集う拠点を設け、住民自らがゴミを分別して持込み、協力した住民には感謝ポイントを付与する仕組みを試験的に稼働させています。

震災直後から「エコタウンへの挑戦」を掲げ、(中心地集中型ではなく)自律分散型の循環社会を目指す今回の取組みの真の狙いは、「住民の当事者意識を高め、住民同士の顔の見える関係性を築くことにある」、と関係者が教えてくれました。それは「焼却ゴミゼロの町をめざす」という住民共通の目的のもとで、「人と人、人と社会、人と自然との関係性という社会資本」を再構築するための挑戦である、と感じました。

かつて、近隣の町に比べて心臓疾患の死亡率が圧倒的に低いことに注目が集まった町が米国ペンシルヴェニア州にあります。人口千数百人ほどの小さな田舎町「ロゼト」です。研究者は、食事や運動といった生活習慣の違いではなく、住民の「共通の目的意識や連帯感」が良好な人間関係を築いているため、と結論付け、「ロゼトの奇跡」と呼ばれました。関係性の大切さを物語る事例でしょう。

近代からの資本主義社会は、金銭的、物質的な豊かをもたらす一方で、人と地域社会、働く者同士の関係性の希薄化を招きました。衣食足りても、心豊かにはならなかったのかもしれません。昨今、社会においても企業においても、心の豊かさや幸福についての議論が盛んです。人と人とのつながりや信頼といった社会資本は、私たちの幸福感とどう関わるのか。南三陸町の挑戦が、実証実験から更に発展し、そのヒントを示してくれるのではないかと期待しています。


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