「あったらいいな」をカタチにする小林製薬(その2)


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皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。

秋の運用報告会も一巡し、投資先企業を訪問する機会をふやしています。この数ヶ月間で、延べ50数社を訪れました。足元の状況確認にとどまらず、鎌倉投信として投資先の「いい会社」に貢献できることはないか、当初評価した点に変化や反省点はないか、などを確認するためです。投資手法にもよりますが、会社の経営理念や事業への取組み姿勢などを観たうえで投資する場合、アナリストとしての「企業調査に対する誠実さ」は、何よりも大切です。私は運用会社として、そうした基本姿勢を絶対に忘れてはならない、と肝に銘じています。

さて、先週に続き、小林製薬さん訪問の雑感を続けたいと思います。世の中には、同じような事業をしていても存続し発展する会社とそうでない会社が存在します。その違いは、いったいどこにあるのでしょうか。小林製薬さんの歴史から学ぶとすれば、その一つは「決断」にあった、と考えます。同社のこのわずか10年の中でみると、卸売事業と医療機器事業からの撤退(事業譲渡)という大きな決断です。卸売事業といえば、小林製薬さんの祖業です。100年間、会社の屋台骨を支えてきた思い入れの深い事業で、売上規模も大きく、多くの社員が従事していました。一方で、医療機器事業は、成長への挑戦を象徴する部門でした。それだけに、いずれの決断も断腸の思いだったことは想像に難くありません。しかし、製造一本に事業を絞る、という不退転の決断が、ヒット商品を次々と生み出す開発力につながり、開発先行型の医薬品等製造業としての成長を後押ししたことはいうまでもありません。

小林製薬100年史の中で、小林一雅会長は次のように記されています。「この先の10年20年に向けて考えていかなくてはならないことは『絶えざる創造と革新』です。現状を絶えず否定し、『今うまくいっているからよい』ではなく、『今うまくいっているから変える』勇気を持つことです」企業家の飽くなき挑戦への執念を感じさせるメッセージです。

そして、前述の事業譲渡が成功したのは、その事業に関わる多くの社員、取引先、顧客等の関係者との日頃からの厚い信頼関係があったからこそでしょう。当時、卸事業譲渡の責任者だった小林豊副会長は、日本全国を廻り、関係者に誠心誠意説得を続けたと伺いました。革新成功の根底には、日頃から人を大切にする誠実さがあったことを決して見逃してはならないと感じました。(つづく)


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