失敗を恐れず無限の可能性に挑戦する ~ 前田工繊(その1)~


毎週発行しているメールマガジンの内容をブログ形式で発信しています。
お楽しみください。

写真

皆様、こんにちは。鎌倉投信の鎌田恭幸です。
いつも鎌倉投信のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

先日、福井県、石川県にあるいくつかの会社を訪問してきました。そのうちの一社は、「結い 2101」の投資先の一つで、高性能の土木資材の製造・販売を通じて社会のインフラづくりに貢献する前田工繊さん(本社:福井県坂井市 東証一部上場)」でした。1年ぶりに前田会長と面談し、工場も案内いただきながら、前田工繊さんの進化の道のりと、その背景にある企業DNAについて学んできました。

前田工繊さんは、昨年、創業から100年を迎えた老舗企業です。創業当初は、織物業で大企業の下請けでした。47年前、前田会長が三代目社長に就任すると、社名を「前田機業場」から「前田工繊」に改めます。そして、繊維業で培った技術が土木分野に応用できることに気づくと、道路や埋立地の補強に使用されるシートなどを開発。その後、土木・防災等の社会のインフラを支える様々な高付加価値製品を世の中に送り続け、成長してきました。前田会長の、気づく感性と好奇心、行動に移す意思の強さ、努力の賜物でしょう。

2018年の創業100周年を機に、全社で共有した企業メッセージが、「前田工繊は混ぜる会社です」でした。このメッセージには、かつて繊維の技術を土木と融合させて新たな事業領域を切り拓いたように、あらゆる経営資源を、可能性のある分野と「混ぜる」ことで、「M&A」、「人財育成」、「海外事業」等を推進し、持続的成長を遂げるという強い決意を示したもの、だそうです。

実際に、前田工繊さんは、既存製品の更なる改善・改良だけでなく、M&Aを通じて、自動車用ホイール市場、農業分野、ヘルスケア事業分野に参入する等、新たな市場を次々に創出しています。その象徴的なM&Aの一つが、今から5年程まえに買収したワシ興産とワシマイヤー(富山県高岡市)でしょう。前田工繊さんは、会社更生手続き中の両社株式を56億3千万円で引受け、現在は、商号を「BBSジャパン」に改めて、国内最大級の自動車用軽合金鍛造(たんぞう)ホイールメーカに成長させました(グループ全体の売上高に占める比率は約30%、営業利益に占める比率は約36%)。

前田工繊さんのDNAの一つ、「失敗を恐れず無限の可能性に挑戦する」を実直に実践した結果でしょう。前田会長に、「こうした大きな決断の根拠になるものは何か」、と問うと、次の答えが返ってきました。
・決断の根拠は「勘」です。
・50%の可能性があると思ったらやる。
・決断した時点で、50%の確率は、60%に高まる。
・そこで、皆の気持ちを一つにまとめれば、確率は更に70%へと高まる。
・そこまでくれば、あとは努力次第で成功する。

BBSの買収は、入札でしたが、次席との入札額の差は、僅かに3千万円だったそうです。成功する決断になるか否かは、「運」も大事です。この「運」を引寄せる力もまた、経営者にとって、何よりも大切な資質だと感じます。次回、前田会長に教わった、「運」の引寄せ方をお伝えします。
(つづく)


鎌倉投信がお届けする「心を結ぶ」メールマガジン。是非ご登録ください。
登録フォームはこちら


資産運用に関する注意事項

投資信託のお申し込みに際しては、以下の点をご理解いただき、投資の判断はお客様ご自身の責任においてなさいますようお願いいたします。

  • 投資信託は預金または保険契約ではないため、預金保険および保険契約者保護機構の保護対象にはなりません。 また、「結い 2101」は、投資者保護基金の対象でもありません。
  • 投資信託は、金融機関の預貯金と異なり、元本および利息の保証はありません。
  • 本ホームページに記載の情報は、作成時点のものであり、市場の環境やその他の状況によって予告なく変更することがあります。 また、いずれも将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
  • 本ホームページに記載の内容は、将来の運用結果等を保証もしくは示唆するものではありません。 また、本ホームページは、鎌倉投信が信用に足ると判断した情報・データに基づき作成されていますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。
  • 本ホームページの使用権は、鎌倉投信に帰属します。
  • 「結い 2101」をご購入の際は、投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面および金融商品の販売等に 関する法律に基づく重要事項の説明等の重要事項説明書をあらかじめまたは同時にお渡しいたしますので、 必ずお受け取りの上、内容をよくお読みください。
  • 「結い 2101」の投資信託説明書(交付目論見書)については、鎌倉投信までお問い合わせください。